『おすすめの電動コーヒーミルが知りたい』
『電動コーヒーミルの選び方がわからない』
こんな風に思って、この記事に辿り着いた方も多いのではないでしょうか?
「自宅でコーヒー豆を挽いて、美味しいコーヒーを淹れたい!」と思って電動のコーヒーミルを探してみたものの、どのメーカーが良くて、どこに注目すれば良いのか、いまいちわからないですよね。
今回はそんな方のために、おすすめの電動コーヒーミル7つと選び方について紹介していきます。
コーヒーミルは電動だけでなく、手動も販売されているのでそれぞれのメリット・デメリットについても解説していきます。
この記事を読むことで、電動コーヒーミルの選び方とおすすめの製品を知ることができるので、自分に合ったコーヒーミルが探しやすくなります。
電動コーヒーミルの購入を検討している方の参考になれば幸いです。
電動コーヒーミルの選び方
早速ですが、電動コーヒーミルの選び方について紹介していきます。選ぶ際には『種類』『大きさ』『価格』に注目してみると良いので、各項目について詳しく解説していきます。
種類
電動コーヒーミルはグラインダーとも呼ばれ、『プロペラ式』『臼式』『コニカル式』の3種類にわけられ、精度もコニカル式>臼式>プロペラ式の順で高いです。それぞれどんな特徴があるのか解説していきます。
プロペラ式(ブレードグラインダー)
電動コーヒーミルの中で、一番スタンダードで最もお手軽な価格で購入できる『プロペラ式』。
本体もコンパクト設計のものが多く、お手入れもしやすいので機械が苦手な方や手動から電動に変えたい方にピッタリです。
また、プロペラを一気に回転させてコーヒー豆を粉砕するので、短時間でコーヒー豆を挽くことができます。
コーヒー豆を粉砕して挽く上に、常に攪拌されている状態なので、均一にコーヒー豆を挽くことが難しく、摩擦熱や微粉などで雑味が発生しやすい点がデメリットです。
臼式
「フラットカット式」「グラインド式」とも呼ばれ、コーヒー豆を円盤で挟み”すりつぶし”ながらコーヒー豆を挽くのが『臼式』。
プロペラ式と比べると、挽いた豆の均一性や雑味の原因になる微粉量を抑えることができます。
ダイヤル操作で粒の大きさを調整できるので、電動式の操作が初めての方でも使いやすい点が特徴です。
デメリットはプロペラ式と比べると挽く時間がかかる点と、サイズが大きめのものが多いため、コンパクトなコーヒーミルを探している方には不向きです。また、刃に凹凸が多い形状のため、お手入れに手間がかかります。
コニカル式
「コーン式」とも呼ばれ、コーヒー豆を”切り刻み”ながら挽いていくのが『コニカル式』。
低速で刃が回転するため、摩擦熱が発生しにくく雑味を防ぐことができます。また、極細挽きから粗挽きなど細かく挽き目も調整できるので、味にこだわりたいという方にピッタリです。
実際に、多くのカフェチェーンや飲食店では、このコニカル式が使用されています。
デメリットは、手動式やプロペラ式、臼式に比べると価格が高い点と、刃の部分は円錐形のためお手入れがしにくい点です
しかし、自宅で本格的なコーヒーが淹れられるので味にこだわりたい方にはおすすめのタイプです。
大きさ
電動コーヒーミルを選ぶ際は、設置スペースに合う大きさかを考慮して選ぶようにしましょう。
というのも、『臼式』と『コニカル式』は据え置きタイプのものが多く、サイズも大きめなためスペースを確保する必要があります。唯一『プロペラ式』だけはコンパクトサイズのものが多いので、置くスペースを考えなくても問題ないです。
しかし、コーヒーの味にこだわりたい方は、摩擦熱が発生しにくい臼式やコニカル式が必須となってきます。
数少ないですが、最近は電動式の中でもコンパクトサイズやコードレスタイプも販売されています。広めのスペースを確保することが難しい方は、購入の際にチェックしてみると良いでしょう。
価格
電動コーヒーミルの価格は、安くて3,000円前後のものから高いもので数十万以上するなどピンキリです。同じ機能でもメーカーによっても価格は異なります。
プロペラ式は1万円以内とお手軽価格のものが多いですが、臼式やコニカル式といった据え置きタイプは数千円のものから数十万のものと幅が大きいです。
一概に【高い=高品質】とは言い難いですが、価格はコーヒーミルの性能の目安になります。決めた予算の中で、最低限必要な機能の有無は確認しましょう。
電動コーヒーミルおすすめ7選
おすすめの電動コーヒーミルを『プロペラ式』『臼式』『コニカル式』にわけて、全部で7つご紹介します。
数少ないですが、コードレスタイプも掲載していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
プロペラ式
Melita(メリタ)【電動コーヒーミル VARIE SIMOLE】
家庭用コーヒー器具で有名なカリタの電動コーヒーミル。ダークネイビーというおしゃれなデザインに加えて、コンパクトに設計されているので省スペースで使用することができます。
コンパクト設計ながらもパワフルなモーターが搭載されているので、スピーディにコーヒー豆が挽けます。プロペラの素材にステンレス18-8が使用されているので、耐久性も良く長く使用できる点が特徴です。
操作もスイッチを押すだけと簡単で、スイッチを押す長さで挽き目を調整することができます。専用の大型ブラシがついているので、お手入れもしやすいです。
『初めて電動コーヒーミルを使う』『おしゃれなデザインのコーヒーミルが良い』という方におすすめです。
種類 | プロペラ式 |
サイズ | 幅10cm×奥行10cm×高さ18cm |
刃の素材 | 18-8ステンレス |
一度に挽ける量 | 70g |
付属品 | 掃除用ブラシ |
コードレス | × |
ラッセルホブス【コーヒーミル電動 7660JP】
イギリス生まれの家電ブランド、ラッセルホブスが開発・販売しているプロペラ式の電動コーヒーミルです。
最大の特徴は、中挽き60gを約10秒で挽くことができる点です。そのため、時間のない忙しい朝や在宅時の休憩の合間に淹れたい際にピッタリです。
短時間でコーヒー豆を挽くと挽きムラが気になるところですが、一般的なコーヒーグラインダーとは異なる独特な形状のカッターブレードを使用しているので、挽きムラが軽減される仕様になっています。
また、スイッチを押すだけと簡単な操作性で、透明なカバーから中身が見えるので挽き加減を見ながら、お好みの挽き目に調整することが可能です。
どんなキッチンにも映えるスタイリッシュなカラーなので、キッチンインテリアとしてもおしゃれな存在感を演出してくれます。
『短時間でコーヒー豆を挽ける電動ミルがほしい』という方におすすめです。
種類 | プロペラ式 |
サイズ | 幅12.5cm×奥行12.5cm×高さ21.5cm |
刃の素材 | ステンレス |
一度に挽ける量 | 60g |
付属品 | 掃除用ブラシ |
コードレス | × |
Rosdeca(ロスデカ)【電動コーヒーグラインダー プロペラ式】
本体がスリムなデザインで、おしゃれなキッチン家電とも相性が良いRosdecaの電動コーヒーミル。
30gのコーヒー豆が15秒ほどで挽くことができます。1回で挽けるコーヒーの量が30gなので、1~2人用で使用するのに最適です。
最大の特徴は、使用後のお手入れのしやすいさです。防水設計のため水で丸洗いができるので、お手入れが非常に簡単です。コーヒー豆を入れて押すだけのシンプルな操作性で、中身を確認しながら挽くことができます。
半コードレス式で、電源コードを取り外しできるので電源があるところで手軽に使用することが可能です。『1~2人用の電動コーヒーミルを探している』という方におすすめです。
種類 | プロペラ式 |
サイズ | ― |
刃の素材 | 18-8ステンレス |
一度に挽ける量 | 30g |
付属品 | ・掃除用ブラシ ・計量スプーン |
コードレス | △ |
臼式
Oceanrich(オーシャンリッチ)【臼式 自動コーヒーミルG2】
500mlペットボトル程度の大きさの充電式電動コーヒーミル。コードレス式かつコンパクトなサイズ感なので、キッチンやお部屋など場所を選ばす手軽に使用できる点が特徴です。
PCやACアダプターが使用できるなど、利便性の高いUSB充電式で1時間30分でフルに充電できます。豆の粗さは5段階から調整できるので、自分の好みに合わせてコーヒーを挽くことができます。
また、コーヒーミル下についているガラス容器はコーヒー粉抽出後、付属のフタを使うことで保存容器として使用できるので便利です。
コーヒー豆がすべて挽き終わったら、自動停止する機能がついているので、忙しい朝でも他の作業と並行できるなど機能性は抜群です。
『臼式のコーヒーミルがほしい』『便利なコードレスや機能性にこだわりたい』という方におすすめです。
種類 | 臼式 |
サイズ | 幅9cm×奥行9cm×高さ19.5cm |
刃の素材 | セラミック |
一度に挽ける量 | 30g |
付属品 | ・掃除用ブラシ ・メジャースプーン ・充電用USBケーブル ・滑り止めシート |
コードレス | ◎ |
Melita(メリタ)【フラットカッターディスクグラインダー ECG71-1B】
コーヒー器具で有名なメリタが販売する臼式の電動コーヒーミル。
最大の特徴は、一度に最大200gのコーヒーを挽けること。そのため、家族全員がコーヒーを飲むなど、大人数のコーヒーを作るのに適しています。
また、細挽きから粗挽きが17段階から調整できるので、挽き目も自由自在で自分が好むコーヒーの挽き目を探すこともできます。
杯数の目盛りが印字されているので、淹れたい杯数に合わせて無駄なくコーヒーを挽くことも可能です。『複数人や大容量の電動コーヒーミルがほしい』という方におすすめです。
種類 | 臼式(フラットカッター式) |
サイズ | 幅9.7cm×奥行16cm×高さ25.5cm |
刃の素材 | ー |
一度に挽ける量 | 最大200g |
付属品 | ー |
コードレス | × |
コニカル式
HARIO(ハリオ) 【V60 電動コーヒーグラインダーコンパクト】
世界のバリスタに好評のハリオのV60シリーズの電動コーヒーグラインダー。
大きめのサイズが多いコニカル式ですが、V60電動コーヒーグラインダーはA5サイズ(14.8cm×29.7cm)におさまるように、コンパクトに設計されているので省スペースで設置できます。
また、価格もコニカル式の中では安価なので、家庭で使用する場合でも手が届きやすいです。
最大の特徴は、挽き目を39段階から設定できる点です。そのため、エスプレッソ用の極細引きから、コーヒー用の粗挽きまで、豆の種類や自分好みの味に合わせて挽き目の調整が可能です。
『コニカル式でコーヒーの味にこだわりたい』という方におすすめです。
種類 | コニカル式 |
サイズ | 幅13cm×奥行18.5cm×高さ33.5cm |
刃の素材 | ステンレス |
一度に挽ける量 | 100g |
付属品 | ー |
コードレス | × |
OXO(オクソー)【コーヒーグラインダー 電動式バリスタブレイン】
多くのキッチン製品を製造・販売しているオクソーのコーヒーグラインダー。
電源のON/OFFや各設定をボタン1つで行える簡単な操作性なので、機械が苦手の方でも安心です。電池で動くので、コードレスな点も嬉しいポイント。
最大の特徴は、設定できるモードの種類が多く、内蔵スケールで正確な量のコーヒー粉が挽ける点です。
・カップモード→淹れたい杯数に応じてグラインディング
・グラムモード→1~125gの間で量をグラインディング
・マニュアルモード→内蔵スケールに頼らず挽き量を自分で決める
などが設定できます。
また、エスプレッソ用からフレンチプレスまで38段階から挽き目の設定が可能なので、自分好みの味を楽しみも味わえます。
どのキッチンやインテリアにも馴染みやすい、おしゃれなデザイン性も人気のポイントとなっています。『コニカル式で機能性が充実しているコーヒーミルが欲しい』という方におすすめです。
種類 | コニカル式 |
サイズ | 幅13.6cm×奥行23cm×高さ36.3cm |
刃の素材 | ステンレス |
一度に挽ける量 | ー |
付属品 | ー |
コードレス | ◎ |
コーヒーミルの手動・電動の違い
この記事では電動のコーヒーミルを中心に紹介していますが、コーヒーミルには手動タイプも販売されています。
それぞれに使う上でのメリットとデメリットがあるので、理解した上でどちらが自分に合っているのか検討してみましょう。
手動のメリット
手動のコーヒーミルのメリットについて解説していきます。
使い方が簡単
手動のコーヒーミルは電動と違い、特別な機能がついていないのでシンプルで使いやすい点がメリットと言えます。
お好みの粒度(粒の大きさ)を調節して、ハンドルをまわすだけと複雑な操作が不要です。そのため、初めてコーヒーミルを使用する方や機械に苦手意識を持つ方でも扱いやすいです。
挽く過程を楽しめる
手動のコーヒーミルを使う上での最大のメリットです。コーヒー好きの中には、こだわりを持ち手動でコーヒーを淹れる方やコーヒーを抽出するまでのゆったりした時間を楽しむ方が多いです。
コーヒーの香りを感じながら、豆を挽いている豊かな時間が過ごせるのも手動のコーヒーミルならではのメリットと言えるでしょう。
スペースを取らず持ち運びが可能
手動のコーヒーミルのほとんどは、一度に挽けるコーヒー豆の量が約30g(2~3杯分)です。
1~2人分のコーヒーを作るのに適しているので、コンパクト設計でスペースを取らない上に、電気を使わない=コードレスなので場所を選ばずにコーヒー豆を挽くことができます。
最近では持ち運びができるようにフタ付のコーヒーミルも販売されているので、自宅だけでなく職場や外に持ち運んでコーヒーを楽しむこともできます。
手動のデメリット
手動のコーヒーミルのデメリットについて解説していきます。
時間と労力がかかる
手動式のコーヒーミルのデメリットは“コーヒー豆を挽くのに時間と労力がかかる”点です。コーヒーを飲む習慣がある人は、朝食時やランチ後の一息に飲む方が多いと思います。
最近はコロナ禍で在宅ワークも増えていますが、忙しいかつ限られた時間の中で、コーヒーを挽く時間を確保することは非常に難しいです。
また、コーヒーを挽く際はある程度の力も必要になってくるので、人によっては労力がかかってしまうのも難点です。
コーヒーを挽くところから楽しむというよりは、コーヒーの味を楽しみたい方にとっては手動式のコーヒーミルはデメリットが大きいと言えます。
大人数には不向き
手動のコーヒーミルは、一度にコーヒー豆を挽ける量が約30g(2~3杯分)と少なめです。1~2人分のコーヒーを淹れる時は非常に重宝しますが、家族全員がコーヒーを飲むといった大人数分(4~5杯以上)を淹れる場合は不向きです。
複数人分のコーヒーや一度に多くのコーヒーを作りたい場合は、手動ではなく電動のコーヒーミルを購入すると良いでしょう。
電動のメリット
電動のコーヒーミルのメリットについて解説していきます。
簡単操作+短時間でコーヒー豆が挽ける
電動タイプのコーヒーミルを使用する上で最大のメリットと言えます。ダイヤルで挽き目を調整後、ボタンを押すだけという簡単な操作性に加えて、数分という短時間でコーヒー豆を挽くことができます。
毎日コーヒーを飲む習慣がある方は、できるだけすぐにコーヒーを飲みたい方が多いと思います。電動のコーヒーミルを使用することで、すぐに新鮮なコーヒー豆が挽けるので、忙しい時でも淹れるまでの時間を大幅にカットできます。
豆の粒度が均一になりやすい
電動のコーヒーミルはダイヤル操作で挽き目を調整後、機械でコーヒー豆を挽くので粒度を均一にして挽くことができます。
手動タイプのコーヒーミルも、粒度をダイヤルで調整することは可能ですが、手動なので使う人によっては、まばらになってしまったり扱いが難しいです。
電動タイプを使用することで、誰でも簡単にコーヒー豆の粒度を均一にして味のバラつきを抑えることができます。
大人数にも対応可能
電動式のコーヒーミルは一度に複数人分のコーヒー豆を挽けるので、家族全員がコーヒーを飲むという家庭にもピッタリです。
手動タイプのコーヒーミルは、最大で1~2人分と一度に挽けるコーヒー豆は少ないので、複数人分には対応しにくい点が難点です。
しかし、電動タイプは一度に3~5杯またはそれ以上挽けるコーヒーミルも販売されているので、複数人分のコーヒーを淹れたい家庭にも重宝します。
ただし、購入するメーカーによって一度に挽ける分量は異なるので、購入の際にチェックしましょう。
電動のデメリット
電動のコーヒーミルのデメリットについて解説していきます。
稼働音が響く
電動のコーヒーミルは、機械でコーヒー豆を挽くので稼働音が響いてしまう点がデメリットです。アパートやマンションに住んでいる方は、稼働音が大きいと近所に響いてしまうので注意しましょう。
数少ないですが、最近は静音設計の電動コーヒーミルも販売されているので、稼働音が気になる方は購入する際にチェックしてみると良いでしょう。
電源が必要
こちらも電動かつ機械ならではのデメリットです。機械でコーヒー豆を挽くので、どうしても電源が必須になり持ち運びにも不向きです。
自宅でのみ使用する分には問題ないですが、頻繁に使用する場合は電源コードの近くにスペースを確保する必要が出てきます。
しかし、最近は電動式でもコードレスタイプ(充電式)のコーヒーミルも販売されているので、チェックしてみましょう。
人気の電動コーヒーミルをチェック
いかがでしたか?
今回は電動コーヒーミルの選び方と、おすすめを7つご紹介しました。
電動のコーヒーミルを選ぶ際は、下記3つに注目して自分に合ったものを選びましょう。
■プロペラ式・臼式・コニカル式といった『種類』の特徴
■コード式が多いためスペースに合った『大きさ』
■予算内かつ必要な機能がついているかの目安になる『価格』
また、”手動”のコーヒーミルは「操作が簡単」「スペースを取らない」などのメリットがありますが、「時間と労力がかかる」「大人数には不向き」といった手動ならではのデメリットがあります。
逆に”電動”のコーヒーミルは「時短かつ均一に豆を挽ける」「大人数にも対応」といった労力がかからないメリットがありますが、「稼働音が響く」「電源が必要」といった機械ならではのデメリットがあります。
どちらが自分の生活スタイルに合っていて、豆を挽く時に何を希望するかでどちらを選ぶか変わってきますが、電動の方が労力と時間を削減できます。
ぜひ、この機会に電動式のコーヒーミルを購入して、自宅で美味しいコーヒーを淹れてみてはいかがでしょうか?