カフェや飲食店のメニューで見かけることが多いウインナーコーヒー。
しかし、「なぜ、ウインナーコーヒーと言うの?」「どんなコーヒーなの?」と商品名に疑問を持っていたり、飲み方がわからず注文を迷う方も多いのではないでしょうか?ウインナーコーヒーは甘い・苦い両方が堪能できるので、ティータイムにピッタリです。
ここでは、「なぜ、ウインナーコーヒーと呼ぶのか」名前の由来を始め、美味しい飲み方&アレンジ方法、自宅でできる簡単な作り方もご紹介します。気になるカロリーも合わせて解説していきます。
ウインナーコーヒーの名前の由来とは?
ウインナーコーヒーと言うと、「ウインナーソーセージが入っているの?」と連想しますが、お肉のウインナーソーセージと関係性はありません。
では、なぜウインナーコーヒーと呼ぶのでしょうか。それはウインナーコーヒーが、オーストリアの首都「ウィーン」が発祥であり、首都名をもじって呼ばれるようになったためです。
ウインナーは「ウィーン風の」という意味があり、そのまま読むと「ウィーン風のコーヒー」という意味になります。
しかし、現在この呼び方は日本のみで、オーストリアのウィーンではウインナーコーヒーという商品は存在しないそうです。
ウィーンでは類似のコーヒーとして、コーヒーにクリームが乗った「アインシュペナー」。コーヒーと別のお皿に盛りつけた「カフェー・ミット・シュラークオーバース」が販売されています。
ウインナーコーヒーは甘い?苦い?
結論から言うと「甘い・苦い両方を楽しめる」ことがウインナーコーヒーの特徴です。なぜなら、クリームの甘みとコーヒーの苦みが楽しめる二層構造になっているからです。
お店によっては、クリーム・コーヒー・ザラメの三層構造になっているウインナーコーヒーもあります。
甘いスイーツを食べたいなら上のクリームを食べ、その後苦いコーヒーで口直しをするという飲み方もありです。また、最初から混ぜてしまってクリーミーなコーヒーを楽しむ飲み方もあります。
1杯のコーヒーで甘いと苦い両方の味を楽しむことができる、まさに一石二鳥のコーヒーです。
ウインナーコーヒーのカロリーは?
甘いクリームも楽しめると紹介しましたが、ダイエット中の方にはウインナーコーヒーのカロリーも気になりますよね。ウインナーコーヒー1杯のカロリーは【約115kcal】です。
他の飲み物と比較してみましょう。
- ブラックコーヒー 【約8kcal】
- カフェラテ 【約110kcal】
- ココア 【約270kcal】
砂糖が入った生クリームがのっている分、カロリーはどうしても高くなってしまいます。
ダイエット中でカロリーを気にしている方にはおすすめしません。しかし、どうしても飲みたい場合は、クリームの量を減らしてカロリーを減らす工夫をすると良いでしょう。
ウインナーコーヒーの基本の飲み方
砂糖や生クリームを崩さないで飲むことが、ウインナーコーヒー通の飲み方と言われています。ここでは通に多い基本の飲み方を解説していきます。
基本の飲み方
- コーヒーとクリームは混ぜない
- 生クリームの隙間からコーヒーを飲んでいく
- 最後にコーヒーと底の砂糖の甘さを感じて飲み
口に入ってきた時に、苦いコーヒーと甘いクリームが絶妙に混ざり合う飲み方ですね。しかし、これはあくまでも通の例であり、基本的に飲み方は自由です。
生クリームを別で食べるのも良し、コーヒー単体で飲むのも良しです。自分好みの飲み方を探す楽しみがウインナーコーヒーにはあります。
アレンジ
ウインナーコーヒーは、ホイップクリームの上にトッピングを乗せてアレンジした飲み方もおすすめです。
- 細かく砕いたナッツ
- シナモンパウダー
- ココアパウダー
- チョコレートソース
- マシュマロ
- シナモンスティック など
シナモンスティックは、クリームとコーヒーを混ぜる時に使用できる上に、シナモンの程良い香りが追加されるので一息入れる際におすすめです。2種類以上を組み合わせて、オリジナルのウインナーコーヒーを楽しみましょう。
ウインナーコーヒーの簡単レシピ
自宅で簡単できるウインナーコーヒーの作り方をご紹介します。
材料(コーヒーカップ1杯分)
- インスタントコーヒー 小さじ1
- 熱湯(約90℃) 100~120ml
- ホイップクリーム 20g
- 砂糖(ザラメ) 5g(3層にする場合)
沸騰したお湯を使用するとコーヒーの苦みが強く出てしまうため、約90℃まで冷ましたお湯がおすすめです。
作り方
- カップをお湯で温めておく
- 砂糖(ザラメ)をカップに入れます
- カップにインスタントコーヒー小さじ1、90℃程度のお湯100~120mlを注ぎます
- ホイップクリーム20gを絞る
- できあがり
家庭にあるインスタントコーヒーでウインナーコーヒーが簡単に作れます。
ホイップクリームを液状の生クリームから作る場合は、【生クリーム100mlと砂糖小さじ2】を加えて、ハンドミキサーなどで8分立てになるまで混ぜれば完成です。
砂糖(ザラメ)なしの二層構造の飲み方でも美味しく飲めます。カロリーや糖質が気になる方は、生クリームと砂糖の量を調整すると良いでしょう。
美味しいウインナーコーヒーを味わってみては
いかがでしたか?
「なぜ、ウインナーコーヒーって名前なの?」という疑問から名前の由来を始め、ウインナーコーヒーの飲み方・カロリー・レシピまで幅広く解説しました。
オーストリアのウィーン発祥のため、「ウィーン風の」という意味でウインナーコーヒーという名前がついたことが理解できたと思います。
甘いクリームでスイーツ感覚としてはもちろん、苦いコーヒーで一息入れた飲み方の両方が楽しめるのが特徴です。ブラックコーヒーよりもカロリーは高いですが、クリームの量を調整することでダイエットに適した飲み方も可能です。
インスタントコーヒーと生クリームがあれば自宅でも簡単に作れるので、トッピングなども用意して、自分好みのウインナーコーヒーを見つけて味わってみてくださいね。