新型コロナウイルスの流行以降、在宅ワークや自宅で過ごすことが多くなり、ハンドドリップでコーヒーを淹れようと考えている方も少なくないと思います。
ハンドドリップで本格的なコーヒーを淹れるとなると、様々なコーヒー器具が必要となり、手動式のコーヒーミルもそのうちの1つです。
しかし、初めて手動式コーヒーミルの購入を検討している方は悩みも多いはず。
- 手動コーヒーミルの選び方がわからない
- 電動式との違いは?
- おすすめが多すぎてどれが良いのかわからない など
今回はそんな方のために「電動式にはない手動コーヒーミルの良さ」「手動コーヒーミルの選び方」「おすすめを6つ」厳選してご紹介します。おすすめは「おしゃれなデザイン性」で3つ、「キャンプや職場など持ち運びに最適」なものを3つ掲載しています。
手動式のコーヒーミルを初めて購入する方の参考になれば幸いです。
手動式のコーヒーミルの良さ
コーヒーミルの購入を考えた時に、電動式と手動式で悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
結論からいうと、手動式のコーヒーミルの良さは「コーヒーの香りや挽く工程を楽しめる」点と「自分好みの粗さにコーヒー豆を挽ける」点です。
そのため、「コーヒーを淹れている時間が好きで、淹れるところから楽しみたい」「コーヒーの味にもこだわりたい」という方に手動式のコーヒーミルはピッタリです。
また、キャンプや職場などにも持っていけるほどのコンパクトさも魅力です。
電動式は「一度に多くのコーヒー豆が挽ける」「ボタンの操作で均一に手間なく簡単にコーヒー豆を挽くこと」ができます。
そのため、労力をかけず時短でコーヒー豆を挽くことや、大人数のコーヒー豆が必要な時に重宝しますが、手動式ならではのアナログ感を楽しみながらコーヒーを淹れる楽しみ電動式にはありません。
どちらも「コーヒー豆を挽くための器具」という部分に変わりはありませんが、コーヒーを淹れる工程を楽しみたい方に手動式が適しています。
手動コーヒーミルの選び方
手動式のコーヒーミルも今は様々な種類が販売されているので、購入に一歩踏み出せない方も多いと思います。
購入するなら、買い替えなしで自分にピッタリな手動式のコーヒーミルを見つけたいですよね。ここでは、手動コーヒーミルを選ぶ時に見るべきポイントを3つ解説していきます。
刃の素材で選ぶ
手動コーヒーミルの刃の素材は「金属刃」「セラミック刃」にわけられます。
それぞれに良い面・悪い面があるので、コーヒーを淹れる時に何を重視するかで選ぶようにしましょう。
- 挽き目を重視するなら”金属刃”
- お手入れのしやすさやコスパを重視するなら”セラミック刃”
がおすすめです。
金属刃(ステンレス)は鋭利なため、均一な挽き目を重視する方におすすめです。
セラミック刃は錆びにくいため、水洗いが可能でお手入れがしやすい点と、コーヒーへのにおい移りの心配がないため、お手入れやコーヒー本来の香りを重視する方におすすめです。
挽きやすさで選ぶ
手動のコーヒーミルは、コーヒーを挽く上でハンドルのフィット感からくる安定性が重要になってきます。
メーカーによってハンドルの長さも異なり、ツマミも円筒型もあれば逆三角型もあったりと大きさ・デザインもそれぞれです。
フィット感は人それぞれなので、初めて購入する際はお店などで実際にハンドルを回してみて、フィットするハンドルを探しましょう。
ちなみに筆者は、ハンドルの長さは短めで円筒型のコーヒーミルが挽きやすいと感じました。
お手入れのしやすさで選ぶ
手動式・電動式に関わらず、コーヒーミルは微粉が発生したり、コーヒー豆の油分がミル内に付着するため、定期的なお手入れがかかせません。
専用のブラシなども販売されていますが、コーヒーミルが分解できて細かいところまで掃除がしやすいミルを選びましょう。
「分解できる=組み立ても必要」になってくるので、組み立てのしやすさも注視すると後々の手間が最小限に抑えられます。
また、セラミック刃の場合は水洗いできてお手入れがしやすいので、お手入れを重視する場合はセラミック刃に絞ってコーヒーミルを探してみるのもおすすめです。
おすすめの手動コーヒーミル6選
ネットで探してもおすすめが多く、どれが良いのかパッとしない方も多いと思います。ここでは、おすすめの手動コーヒーミルを6つ厳選してご紹介します。
機能性はもちろんですが、「おしゃれなデザイン性」「キャンプなどのアウトドアにピッタリなミル」にわけてご紹介していますので、あなたが重視する方で選んでみてくださいね。
おしゃれなデザインの手動コーヒーミル3選
ここではおしゃれなデザインの手動コーヒーミルを3つご紹介します。
- おしゃれなデザイン
- 初心者でも使いやすい
上記2点を満たしたものを厳選して記載しています。
HARIO(ハリオ) コーヒーミル セラミックスケルトン【MSCS-2B】
コーヒーのバリスタから人気の高いメーカー、ハリオの手動式コーヒーミル【MSCS-2B】。
ガラスとシック黒のデザインは、シンプルながらも高級感があり、インテリアにも合わせやすいと人気を集めています。
セラミック刃なのでコーヒー豆に金属臭が移らず、コーヒー本来の香りを楽しむことができます。また、刃部分は水洗いできるのでお手入れに手間がかかりません。
初心者でも使いやすい特長としては「滑り止めカバーがついている」点です。
そのため、安定した状態でコーヒー豆を挽くことができます。フタも付属されているので、挽いた粉を受け皿に入れたまま保存することも可能なので利便性も高いです。
「手動式コーヒーミルを初めて使用する」「シンプルでおしゃれなデザインのミルが良い」という方におすすめです。
サイズ | 幅17.2cm×奥行9.3cm×高さ23.1cm |
容量 | 100g(10人分)※1人10gとした場合 |
ミル刃の素材 | セラミック |
Kalita(カリタ)【ミニミル #42005】
家庭用・業務用の両方のコーヒー機器を製造・販売しているコーヒー機器総合メーカーカリタの【ミニミル #42005】
温かみのあるラバーウッド素材で作られ、アンティーク調のデザインがおしゃれと人気のコーヒーミル。その人気は、コーヒー好きの方への贈答品としても名前が上がるほどです。
箱型のデザインのため、常に安定した状態でコーヒー豆が挽ける初心者でも扱いやすい設計です。また、コーヒーを挽く際にゴリゴリと音と振動が伝わるので、手動式ならではの楽しさを味わうことができます。
ミル刃が金属なので、初心者でも均一にコーヒーが挽きやすく、雑味が少ないため、コーヒー本来の味を楽しむことができます。
「機能性+おしゃれなデザインの両方を重視したい」という方におすすめです。
サイズ | 幅10.7cm×奥行11.9cm×高さ17.3cm |
容量 | 25g(約2人分)※1人10gとした場合 |
ミル刃の素材 | 金属 |
TIMEMORE(タイムモア) 【手挽きコーヒーミル ダイヤモンドレッド】
TIMEMOREは、オリジナルコーヒー器具を製造・販売する、台湾で有名なコーヒープロダクトメーカーです。
立体的で近未来を思わせるダイヤモンドのようなデザインは、おしゃれを見た目の部分でも評判を集めています。
最大の特長は「コーヒー豆の粗さを36段階から調整できる」点です。調節ナットで調整して、細挽き~粗挽きまで簡単に調整できるので、初心者でも自分好みのコーヒーを作ることができます。
刃には五軸CNC加工が施されており、均一な挽き目を実現できるだけでなく、微粉の発生も抑えるので雑味が出にくい点もポイントです。
「コスパが良い手動式のコーヒーミルがほしい」という方におすすめです。
サイズ | 幅5.2cm×高さ14.7cm |
容量 | 20g(2人分)※1人10gとした場合 |
ミル刃の素材 | 金属 |
キャンプや職場など持ち運びにおすすめの手動コーヒーミル3選
ここではキャンプや職場など、アウトドアへの持ち運びにおすすめなコーヒーミルを3つご紹介します。
- アウトドアに特化した設計
- ハンドルが折りたためるコンパクトタイプ
上記2点を満たした手動コーヒーミルを記載しています。
キャプテンスタッグ 【コーヒーミル ヴィンテージグリーン UW-3546】
アウトドア用品の総合ブランドとして有名なキャプテンスタッグのコーヒーミル【UW-3546】
最大の特長は「18-8ステンレスでコーヒーミルが作られている」こと。18-8ステンレスは非常に丈夫で壊れにくく、汚れが落ちやすく錆びにくいという特徴があり、キャンプや職場など外に持ち運んでも問題ない設計です。
また、粗さ調整機能もついており、右に回すと細挽きに、左に回すと粗挽きになる仕様なので、調整の手間もなく初心者でも簡単に使うことができます。
製品名通り、ヴィンテージグリーンの色が使われているので見た目もおしゃれな点も人気を集めています。
「外にも持ち運べる手動式コーヒーミルが良い」「丈夫で長く使用できるコーヒーミルがほしい」という方におすすめです。
サイズ | 幅4.6cm×高さ13.5cm |
容量 | 17g(約2人分)※1人10gとした場合 |
ミル刃の素材 | セラミック |
RIVERS(リバーズ)【コーヒーグラインダーグリット マットブラック】
ドリンクウェアのプロダクトを展開し、コーヒーシーンやアウトドアに向けた製品を開発するリバーズのコーヒーミル【コーヒーグラインダーグリット】。シックな黒のデザインがおしゃれと、男女問わず評判を得ています。
最大の特長は「携帯性が高いコンパクトサイズでシンプルな機能性な」点です。コンパクト設計でかさばらないため、キャンプやハイキングにはもちろん、出張先でもコーヒーブレイクを楽しむことができます。
コーヒー豆の粗さもネジを回して簡単に調整でき、粗挽き~細挽きまで自由自在です。
「持ち運びに便利なコンパクトタイプがほしい」という方におすすめです。
サイズ | 幅5.0cm×奥行5.4cm×高さ16.1cm |
容量 | 20g(約2人分)※1人10gとした場合 |
ミル刃の素材 | セラミック |
snow peak(スノーピーク)【フィールドバリスタ ミル CS-116】
オートキャンプ製品を中心に製造・販売を行うスノーピークのコーヒーミル【CS-116】。ステンレス素材でシンプルながらもスタイリッシュさを感じさせるおしゃれなデザインです。
最大の特長は「ハンドルとフタが一体型」という点です。そのため、バッグの中に入れてもコンパクトに収納できます。
コーヒーだけでなく、エスプレッソができるほどの細挽きも可能なので、コーヒーとエスプレッソの両方を飲むという方にもおすすめです。本体は丸洗い可能なので、お手入れの手間がかからない点もポイントです。
「見た目も機能性もシンプルなコーヒーミルがほしい」という方におすすめです。
サイズ | 幅4.7cm×高さ16.0cm |
容量 | – |
ミル刃の素材 | セラミック |
手動コーヒーミルで本格的なコーヒーを楽しんでみては
いかがでしたか?
今回は手動のコーヒーミルを探している方に向けて、「手動式のコーヒーミルの良さ」「手動コーヒーミルの選び方」「おすすめを6つ」ご紹介しました。
最近は特に多くのコーヒーミルが販売されているので、迷う方も多いと思いますが「刃の種類」「挽きやすさ」「お手入れのしやすさ」で選ぶと、自分に合ったコーヒーミルが見つけやすくなります。
金銭的に余裕のある方は、最初に安いコーヒーミルを買って、後々別のコーヒーミルを試して、自分に合ったものを探し行くのも面白いかもしれません。
ぜひ、手動のコーヒーミルを購入して本格的なコーヒーを味わってみてはいかがでしょうか?