『業務用の水出しコーヒー器具(マシン)を探している』
『大容量でおすすめの水出しコーヒー器具が知りたい』
暑い夏は水出しコーヒーが多く出る季節。夏に向けて、水出しコーヒー器具の購入を検討しているカフェ・飲食店経営者は多いのではないでしょうか?
業務用の水出しコーヒー器具がほしいといっても、種類も豊富でどれが良いのかわからない上に、購入するなら品切れを防ぐために大容量の器具が良いですよね。
今回はそんな方のために、業務用でおすすめの水出しコーヒー器具を5つに絞ってご紹介します。
器具の選び方や美味しい淹れ方についても解説しているので、この記事を読むことで購入方法からおすすめの水出しコーヒー器具を網羅できます。
是非参考にしていただき、あなたのカフェや飲食店に合った水出しコーヒー器具が見つかると幸いです。。
業務用の水出しコーヒー器具の選び方
業務用の水出しコーヒー器具を選ぶ際は、「種類」「容量」に注目して選ぶとお店に合った器具・マシンを選びやすくなります。ここでは、「種類」「容量」について解説していきます。
種類
水出しコーヒー器具は、大きく分けると下記の2種類です。
■ドリッパー・サーバータイプ(滴下式) ⇒業務用では一番スタンダードで大容量のものが多いです。使い方も簡単でコーヒー粉と水をセットするのみ。点滴のようにゆっくりとコーヒーを抽出します |
■ポットタイプ(浸水式) ⇒家庭用で定番のタイプ。使い方は、ポット内のストレーナーにコーヒー粉をセットして水を注ぐだけ。冷蔵庫で数時間置くことで、水出しコーヒーを抽出できます |
どちらも時間をかけてゆっくり抽出する点には違いがありません。しかし、カフェなどの業務用で使用する場合は、大容量で抽出できる滴下式が向いています。
理由としては、一度に5~10人分の水出しコーヒーを抽出できる上に、デザインの種類も豊富で、抽出量を調整して味の変化も楽しめるコックがついているためです。
浸水式はポットで抽出するタイプが多いので、抽出できる分量が少なく、多くのお客さんが来店するお店には不向きです。しかし、抽出量が少なめなため、こぢんまりとした個人店のカフェにはピッタリです。
容量
業務用の水出しコーヒーは、メーカーによって1回で抽出できる容量が異なります。
【ドリッパー・サーバータイプ(滴下式)】 5~10人分(600ml~1,000ml)と大容量のものが定番です。メーカーによっては、1回で20人分(2,000ml)・30人分(3,000ml)と更に大容量の水出しコーヒーを抽出できるものもあります。 |
【ポットタイプ(浸水式)】 専用のポットで1~5人用(200ml~500ml)と少なめです。 |
「注文数」「お店の規模感」を考慮して、少なめの容量か大容量のものを選ぶと良いでしょう。
また、水出しコーヒーが出やすい夏には大容量の器具・マシンを、冬場はポットタイプを使用するなど季節によって容量を使い分けてみると無駄も少なくなります。
業務用の水出しコーヒー器具おすすめ5選
業務用でおすすめの水出しコーヒー器具を5つに絞ってご紹介します。1度に10人分以上抽出できる大容量のものから、5~6人分と通常の容量のものまで幅広く掲載しています。
Kalita(カリタ) 【水出しコーヒー器具 水出し器10人用】
コーヒー機器・マシン総合メーカーとして有名な、カリタの水出しコーヒー器具。
クリアなガラスで作られているので、水出しコーヒーを抽出する際の魅せる演出に最適です。また、スタンドはシックな黒色なので、どんなカフェや飲食店にも合わせやすいのがポイントです。
時間をかけて水出しコーヒーを抽出するため、コーヒー本来の良質で柔らかい甘みと苦味が味わえます。
落ちる水の速度も安定しやすいので、味にブレが出にくく使い方も簡単です。
そのため「初めて滴下式の水出しコーヒーマシンを使う」という方におすすめです。
サイズ | 幅28cm×奥行23cm×高さ63.5cm |
抽出時間 | 8~10時間 |
1回の抽出杯数 | 10杯 |
HARIO(ハリオ)【ウォータードリッパー・クリア】
インテリア性を重視して作られており、透明感のあるシンプルなデザインが評判のウォータードリッパー・クリア。
抽出の滴下速度は金属コックで調整可能で、一滴一滴水を落として極上の水出しコーヒーを淹れることができます。
通常水出しコーヒーは、8時間以上かけて抽出されますが、ウォータードリッパー・クリアは約3~5時間で抽出できるのが特徴です。
1度に抽出できる杯数は2~6杯と業務用にしては少なめですが、抽出時間が短いので小回りが効く点もポイントです。
サイズ | 幅15.2cm×奥行4.1cm×高さ24.0cm |
抽出時間 | 3~5時間 |
1回の抽出杯数 | 2~6杯 |
Kalita(カリタ)【ウォータードリップマシン 水出し器15人用】
シックな色合いと温かみのある木枠で、落ち着いた雰囲気を醸し出すカリタの水出しコーヒー器具。
1回の抽出量が15人分と大容量なので、忙しいカフェや飲食店にピッタリの容量です。抽出経路はガラスで作られているので、お客様も待っている間は視覚的演出で楽しむことができます。
水とコーヒー粉をセットするだけと定番の使い方で、必要であれば抽出速度をコックで調整するのみ。時間をかけて抽出するので、雑味と苦味の少ない水出しコーヒーが味わえます。
サイズ | 幅36.5cm×奥行26.1cm×高さ87.5cm |
抽出時間 | – |
1回の抽出杯数 | 15杯 |
biduhaev(ビードゥハブ)【コールドブリューシステム】
3次元の空間を活かして、スタイリッシュに作られているので、省スペースで配置できる水出しコーヒー専用のマシンです。
また、コーヒーの香りに誘われて虫が飛んでくることがありますが、この水出しコーヒーマシンは、中に虫が入らないように設計されているため、衛生面の対策もバッチリです。
ガラスカートリッジを利用しているので、コーヒーがガラス以外の材質と接触せずに抽出されます。そのため、コーヒーの油分が残り、独特で滑らかな味を抽出できるという特徴があります。
使い方も簡単で、最初に抽出の調整が完了したら、あとは抽出が終わるまで触らなくても大丈夫なので忙しいカフェや飲食店におすすめです。
サイズ | 直径13cm×高さ- |
抽出時間 | 6~10時間 |
1回の抽出杯数 | 20杯 |
oji(オージ)【業務用水出しコーヒー器具 WD-300】
おしゃれな木枠とパーツの部分にゴールド色が使われていて、見る人を魅了する豪華なデザインの水出しコーヒー器具です。
コックを調整することで、水を落とす速度を1秒に1滴程度にコントロールできます。水の排出口が6方向に分かれているので、コーヒー粉に満遍なく水が行き届きます。
抽出後は冷やして水出しコーヒーとしてはもちろん、温めてホットコーヒーとしても味わえるので季節問わず使用できる点が特徴です。
1回の抽出で30人分の水出しコーヒーが作れるので、カフェや飲食店にピッタリの業務用コーヒー器具(マシン)です。
サイズ | 幅30.0cm×奥行30.0cm×高さ104.0cm |
抽出時間 | 約3時間 |
1回の抽出杯数 | 30杯 |
水出しコーヒーを美味しく入れるコツ
水出しコーヒーを美味しく淹れるコツを3つご紹介します。
新鮮なコーヒー豆を使用する
水出しコーヒーは時間をかけてゆっくりとコーヒーを抽出するため、豆本来の味がダイレクトに出ます。味・香りの良い水出しコーヒーを作りたい場合は、焙煎したてや挽きたての新鮮なコーヒー豆・粉を使用しましょう。
また、コーヒー豆は酸化しやすいデリケートな食品です。焙煎後は酸化が進んでいくので、できるだけ早く使用するようにしましょう。更にしっかり密封して冷暗所に保存すると、よりコーヒー豆の品質を維持できます。
深煎りのコーヒー豆を使用する
水出しコーヒーは、器具やマシンでゆっくりと時間をかけて抽出するため、クセが少なく豆本来の甘みと苦味が味わえるのが特徴です。そのため、コクと苦味を強く抽出できる深煎りのコーヒー豆を選ぶことで、濃厚な水出しコーヒーを楽しめます。
浅煎りでも作ることは可能ですが、酸味が強く抽出されてしまい、人によっては飲みにくさを感じることもあります。
水は軟水を使用する
美味しい水出しコーヒーを淹れるなら、まろやかでさっぱりと口当たりの軟水で抽出することがポイントです。
日本の水道水は軟水が使われているので、「浄水器を通した水道水」や「沸騰させて冷ました水」を使用すると、より美味しい水出しコーヒーを淹れられます。
硬水はカルシウムやマグネシウムが豊富に含まれているので、しっかりとした味わいに仕上がりますが、苦味が強く感じるためあまりおすすめしません。
業務用に最適な水出しコーヒー器具をチェック
今回は、業務用でおすすめの水出しコーヒー器具5つをメインに、選び方や美味しい淹れ方について紹介しました。
業務用の水出しコーヒー器具は、「お店の規模」「注文数」などを考慮して種類や容量を選ぶと良いでしょう。
カフェや飲食店では、1回で10人分以上と大容量の水出しコーヒーが抽出できる滴下式がおすすめです。
業務用といっても、水出しコーヒー器具は使い方が簡単です。是非、今年の夏は水出しコーヒー器具を購入して、お店やメニューに新しい彩りを加えてみてはいかがでしょうか?