- 自宅で美味しいコーヒーを入れたいけど、どの道具を買えばいいの?
- ハンドドリップコーヒーの道具でおすすめを教えてほしい
自宅でもコーヒーを楽しみたいと思った時に、どの道具を揃えるべきか必要な道具について悩むところだと思います。
そこでこの記事では、自宅でハンドドリップコーヒーに挑戦したい方に、必要な道具とおすすめメーカーの道具を紹介していきます。
記事の後半では、ハンドドリップコーヒーの正しい入れ方についても解説しています。この記事を読むことでハンドドリップコーヒーの道具や入れ方の知識を網羅できます。
ハンドドリップコーヒーを始めたいと考えている方の参考や、購入の決め手になれば嬉しいです。
ハンドドリップコーヒーを入れるのに必要な道具
早速、ハンドドリップコーヒーを入れるのに必要な基本の道具を紹介していきます。
「必須で用意すべき器具」と「あれば便器な道具」にわけて解説します。
必須で用意すべき道具
必須で用意すべき道道具は下記6つです。
- ドリッパー
- ペーパーフィルター
- コーヒー用ドリップポット
- コーヒーサーバー
- コーヒーメジャー
- タイマー
1つずつ用途について解説していきます。
ドリッパー
ドリッパーは、コーヒーをフィルターで濾して抽出するための道具です。
ドリッパーは『形』『穴の数や大きさ』『作られている素材』など種類が様々で、初心者が選ぶには少しハードルが高い道具でもあります。そのため、選ぶのに困った場合は、ハンドドリップ用の道具セットを購入しておけば間違いありません。
ドリッパーもこだわって選びたいという方は、下記表を参考に自分の好みの味を抽出できるのはどれか選んでみるのも良いでしょう。
形状 | 特徴 |
台形型 |
|
円錐型 |
|
穴の数 | 特徴 |
1つ穴 |
|
2つ穴以上 |
|
1つ穴でも穴が大きい場合は、薄くスッキリとした味のコーヒーが抽出されたりと様々なので、穴の数や形状も注目しましょう。
ドリッパーについてはこちらでも詳しく解説しています。
ペーパーフィルター
ペーパーフィルターはドリッパーにセットし、粉がコーヒー液に落ちないように濾しとる道具です。
ペーパーフィルターはドリッパーに合わせた「台形型用」「円錐型用」が販売されているので、ドリッパーの形状に合わせて選びましょう。
また、ドリッパーと異なるメーカーのペーパーフィルターを購入すると合わない場合もあるので、ドリッパーと同じメーカーで揃えることをおすすめします。
最近はペーパーレスのドリッパーも販売されているので、モノによっては不要な場合もあります。
コーヒー用ドリップケトル
コーヒー用ドリップケトルは、お湯を注ぐための道具です。
一見、自宅にある電気ケトルでも良い気もしますが、コーヒー用ドリップケトルは注ぎ口が細いのが特徴です。美味しいコーヒーを入れるためには注ぐときの湯量を一定に保つ必要があるため、美味しいコーヒーを入れるなら、細口のコーヒー用ドリップケトルの購入も必須です。
コーヒーサーバー
コーヒーサーバーは、抽出したコーヒーを溜めたりカップに注ぐための道具です。
一人分または一杯抽出の場合は、ドリッパーからマグカップに直接で問題ありませんが、一度に二人分または二杯分以上を抽出する場合、コーヒーサーバーは必須です。
種類は様々ですが、コーヒーサーバーはどれを使用してもコーヒーの味に影響がないため、ライフスタイルに合ったサーバーを購入すると良いでしょう。
- ガラス製→冷めたコーヒーを温められる
- ステンレス製→保温性が高いため、複数杯保温状態を保てる など
コーヒーサーバーについてはこちらでも詳しく解説しています。
コーヒーメジャー
コーヒーメジャーは、コーヒー豆や粉を計量するための道具です。
「メジャースプーン」や「コーヒースプーン」と呼んだりもします。コーヒー1杯に必要な豆や粉は10g~12gが適量なので、10g前後のものを購入すると良いでしょう。
濃い目の方は10g以上、薄目が好きな方は10g以下のコーヒーメジャーを選ぶと、好みにあった分量を1回で量ることができます。
コーヒーメジャーについてはこちらでも詳しく解説しています。
タイマー
コーヒーの「蒸らし時間」「抽出時間」を計るための道具です。
バランスの良い味の美味しいコーヒーを入れるためには、時間を決めて抽出することが必須です。安いもので良いので購入をおすすめします。
ちなみに「蒸らしの工程」「抽出時間」は、下記時間を目安にすると美味しいコーヒーが抽出できます。
- 蒸らしの時間:20秒~30秒
- 抽出時間:2分30秒~3分前後
あれば入れ方をよりマスターできるコーヒー道具
「ドリッパー」「ペーパーフィルター」「コーヒー用ドリップケトル」「コーヒーサーバー」「コーヒーメジャー」「タイマー」があれば、自宅でドリップコーヒーを入れることは可能です。
しかし下記3つの道具があれば、より美味しいコーヒーを入れることができるので、味にこだわりたい方は購入を視野にいれてみましょう。
- コーヒーミル
- コーヒースケール
- 温度計
コーヒーミル
コーヒーミルは、コーヒー豆を粉砕して粉上にするための道具です。
お店でコーヒー豆を購入すると挽いてくれますが、コーヒーはデリケートな食品のため、挽いた瞬間から鮮度が落ちて味に影響します。
コーヒーミルを購入することで鮮度を守り、常に挽きたてのコーヒーを味わうことができるので、味を追求したい方は購入して損はない器具と言えるでしょう。
コーヒーミルについてはこちらでも詳しく解説しています。
コーヒースケール
コーヒースケールは、重さと時間を同時に計測できる道具です。
主に「コーヒー豆や粉の量」「お湯の量」「抽出時間」を計る時に使用します。
必須道具のところで紹介した「コーヒーメジャー」「タイマー」があれば十分なように思えますが、コーヒースケール1つあれば道具をバラバラと購入する必要がなくなります。
また、コーヒーメジャーは素材によってその日の温度や湿度で微妙に形状が変化したり、コーヒー粉も挽き目や焙煎度合いによって1杯の量がかわってくるので、正確に量るならコーヒースケールは必要といえます。
温度計
コーヒーを入れる時にお湯の温度を正確に計るための道具です。
美味しいコーヒーを入れるためには、湯温を90℃~95℃に保つことがベストといわれています。
どんなベテランでも、温度を目視や感覚に頼ることは難しいため一目で確認できる温度計は必須です。
温度管理が正確にできると、甘みやコクなど味のコントロールも可能です。温度計がついたコーヒースケールを購入していれば不要ですが、ない場合は別途温度計を購入することをおすすめします。
ハンドドリップコーヒーの道具を選ぶ時のポイント
ドリップコーヒーの道具を揃える時は、同じメーカーまたはブランドで揃えることを意識しましょう。
「ドリッパー×ペーパーフィルター」「ドリッパー×サーバー」といったように組み合わせて使う道具は、同じメーカーやブランドで揃えた方が購入後に合わなかったというミスをなくすことができます。
迷った時は、ハンドドリップコーヒーの道具がセットになったものを購入すると良いでしょう。
しかし、すべての道具が同じメーカーで揃わない場合もあるので、その時は近場の量販店や雑貨屋さんで、ネット購入の場合はサイズを入念に確認することをおすすめします。
ハンドドリップコーヒーにおすすめの道具セット4選
ハンドドリップコーヒーに必要な道具はわかったものの「道具選びに迷う」という方も多いと思います。
そんな方のために、ここではハンドドリップで代表的なメーカーが販売しているコーヒーの道具セットを紹介していきます。手間なく道具を購入したい方はぜひ参考にしてみてください。
KINTO(キントー)【SCS-S02 ブリュワースタンドセット】
KINTO(キントー)は、滋賀県に本社を置くキッチンメーカーです。デザイン性の高いコーヒー器具を販売しているため、使いやすさだけでなくキッチンインテリアとしても重視している方におすすめのメーカーです。
SCS-S02は「スタンド」「ドリッパー」「サーバー」+「ドリップポット」が一つになったドリップセット。
「ハンドドリップで淹れたコーヒーをゆったりと味わうために生まれた」SLOW COFFEE STYLE SPECIALTY(スローコーヒースタイル スペシャルティ)というキントー独自のブランドのため、落ち着いたデザインと温かみのある手触りで雰囲気からリラックスできるのも特徴です。
スタンドは可動式なので、一人分のマグカップでも、付属のサーバーで複数人分のコーヒーを淹れたりと幅広く使用できます。
ハンドドリップ初心者でも扱いやすく、安定して美味しいコーヒーが淹れられると評判も高いセットです。
【特徴】
- 安定して美味しいコーヒーが淹れられる
- 初心者~ベテランの方まで幅広い層から評判
- お洒落なデザインで使っていない時はインテリアとして◎
- 一人暮らし~二人暮らしにもおすすめ
HARIO(ハリオ)【コーヒーミル MSCS-2B & V60ドリップセット VCSD-02CBR】
日本発の耐熱ガラスメーカーで、今や世界中の方に愛されているHARIO(ハリオ)。
中でも「V60シリーズ」はコーヒー器具の中でも知名度が高く、バリスタからも長く愛用されているほど評判が高いです。
そんなハリオが販売しているドリップセットが『コーヒーミル MSCS-2B & V60ドリップセット VCSD-02CBR』で、「コーヒーミル」「サーバー」「ドリッパー」「ペーパーフィルター」「コーヒーメジャー」がセットになっています。
コーヒーミルはミル刃がセラミック製、金属部はステンレスで作られているため丸洗いが可能です。ミル刃がセラミック製の場合金属臭が移らず、摩擦も発生しにくいことからコーヒー豆の質を守りながら粉にすることができます。
ドリップセットは円錐形のドリッパーのため、コーヒー本来の味や香りを楽しめます。サーバーは電子レンジOKなので、冷めたコーヒーを温めなおすこともできるので汎用性も高いです。
【特徴】
- 初心者でも扱いやすいコーヒーミルがついたドリップセット
- コスパ良く、本格的なコーヒーを淹れたい方に◎
- 1日に複数杯コーヒーを飲む方やファミリー層におすすめ
ニトリ【コーヒードリップ インファーストセット】
値段以上の品質で、様々な家具やインテリアを販売するニトリ。
家具や収納、寝具、生活雑貨のイメージが強いですが、コーヒー器具も販売されて注目を集めています。
ニトリが販売するコーヒードリップ インファーストセットは、「コーヒーサーバー」「ペーパーフィルター」「コーヒーメジャー」「ドリッパー」がセットになっており、999円と学生でも手を出しやすい価格です。
電子レンジ・食器洗浄機の使用が可能なため、冷めたコーヒーを温め直すことはもちろん、手間なくお手入れ可能です。
ドリップポットやコーヒーミルは別で購入する必要がありますが、他の器具もすべてニトリで揃う上に価格もリーズナブルなので、買い揃えの負担も少ない点もポイントです。
【特徴】
- シンプルな仕様で初心者でも扱いやすいドリップセット
- 洗いやすい構造な上に、食器洗浄機OKなためお手入れは手間いらず
- 「試しにハンドドリップを始めたい」「安くコーヒーの道具を揃えたい」方におすすめ
100均 【ダイソー コーヒー用品】
今や知らぬ者はいないほど有名な100均ダイソー。
最近は、コーヒー用品のコーナーが充実してきており、多くの方から注目を集めています。セット販売はされていませんが、ハンドドリップに必要な道具はすべて揃えることが可能です。
ハンドドリップに必要かつダイソーで販売されている道具は下記です。
- コーヒーミル 550円
- ペーパーフィルター90枚 110円
- コーヒーメジャー 110円
- コーヒードリッパー 110円
引用元:「ダイソー コーヒー用品」より
ドリップポットは別のメーカーで購入が必要となりますが、1,000円以内で一式道具が揃います。
コーヒードリッパーは折りたたみ式でペーパーフィルターをセットするタイプも販売されているため、アウトドアでコーヒーを楽しみたいという方からも評判を集めています。
【特徴】
- とにかく安くハンドドリップに必要な道具が一式揃う
- 自宅用はもちろん、アウトドアでもコーヒーを楽しみたい方に◎
- ハンドドリップコーヒーを始める前の道具購入のハードルを下げたい方におすすめ
👇ダイソーネットストア コーヒー用品は下記リンクより
https://jp.daisonet.com/collections/kitchen0209
ハンドドリップ道具を使った正しいコーヒーの入れ方
ハンドドリップで美味しいコーヒーの入れ方とポイントを解説していきます。
入れ方
- 道具を一通りセットする
- 挽いたコーヒー粉を入れる(1人分10g)
- お湯を「の」の字に注ぎ粉を蒸らす(お湯を注いだら30秒ほど待つ)
- 蒸らしが終わったら3~4回にわけて優しくお湯を注ぐ
- カップに注いだら完成
ポイント
- 器具やカップは予め温めておく(コーヒーを冷めにくくするため)
- 湯温は90℃~95℃
- コーヒー粉をしっかりと蒸らす
- なるべく低い位置からゆっくりとお湯を注ぐ
他にもポイントはありますが、ハンドドリップで初めてコーヒーを入れる場合は上記を意識してみましょう。
必要な道具を揃えてハンドドリップコーヒーの入れ方をマスターしよう!
いかがでしたか?
今回はハンドドリップコーヒーに必要な道具と、基本の入れ方について解説してきました。
必須のコーヒー道具は下記6つです。
- ドリッパー
- ペーパーフィルター
- コーヒー用ドリップポット
- コーヒーサーバー
- コーヒーメジャー
- タイマー
道具を揃えれば自宅でハンドドリップコーヒーを入れることができます。
より美味しいコーヒーを入れるには、挽きたての粉や温度・時間が重要になってくるため、「コーヒーミル」「コーヒースケール」「温度計」を用意すると良いでしょう。
入れ方の基本を理解したら、あとは数をこなしてハンドドリップに慣れていきましょう。
必要なコーヒー道具を揃え、入れ方もマスターして自宅で優雅なコーヒータイムを楽しんでくださいね。