『個人で使用できるコーヒーメーカーを探している』
『職場や自宅のデスクで使える一人用のコーヒーメーカーが欲しい』
このように思って、この記事にたどり着いた方も多いと思います。
最近は、在宅と職場で半々という働き方の中、職場では経費削減などで社内のコーヒーマシンが使えず、デスクで使える個人・一人用のコーヒーマシンを探している方も多いのではないでしょうか?
そう思っていても、コーヒーマシンと言えば大きめの機械をイメージして、一人用のコーヒーマシンは販売されているのか疑問に思いますよね。
今回はそんな方のために、職場のデスクで使用できる一人用のコーヒーメーカー10個をご紹介していきます。
コーヒーメーカーの選び方や、美味しいコーヒー豆の選び方も解説しています。コーヒーメーカーを購入する際や、美味しいコーヒーを淹れたいと思った時の参考にしていただけると幸いです。
オフィス用コーヒーメーカーの選び方
コーヒーメーカーを選ぶ際は、『種類』『容量』『機能性』の3つで選ぶと自分に合ったコーヒーメーカーが見つかりやすくなります。
ここでは、この3つのポイントについてそれぞれ解説していきます。
種類
個人・一人用のコーヒーメーカーは、『ドリップ式』『カプセル式』の2種類に大きくわけられます。それぞれどのような特徴があるのか解説していきます。
ミルなしドリップ式
ミルなしのドリップ式は価格も安価で、ハンドドリップに近い美味しいコーヒーが淹れられる定番のタイプです。
コーヒー粉をセットしてボタンを押すだけと、簡単な操作でコーヒーを抽出できる点が特徴です。
ただし、コーヒー粉から淹れるため酸化が早く進んでしまうのが難点です。そのため、コーヒー抽出後はなるべく早めに飲みきる必要があります。
『コーヒー粉でコーヒーを淹れる方』や『どのコーヒーメーカーにするか迷っている』という方におすすめのタイプです。
ミル付きドリップ式
ミル付きのドリップ式は、ミルなしに比べると価格は若干高くなりますが、ほぼ全自動でコーヒーが淹れられる便利なタイプです。
コーヒー豆から抽出するので、カフェのような香り高い挽きたてのコーヒーを味わえる点が特徴です。
ミル付きなので、ミルの刃の定期的なお手入れや洗うパーツが多くなってしまうのが難点です。
『挽き立て・淹れたてのコーヒーを味わいたい』という方におすすめです。
カプセル式
カプセル式は、専用のカプセルをセットしてコーヒーを抽出するタイプです。
カプセルと水をセットしてボタンを押すだけなので、操作も簡単です。コーヒーに留まらず、カプチーノやカフェラテなど様々な味が楽しめる点が特徴です。
最近では、コーヒー粉が酸化しないように工夫を加えているカプセルが多く、挽きたての味を楽しめます。
また、カプセル式なので、使用後はカプセルを捨ててザッと水洗いするだけとお手入れも手間なく簡単です。
しかし、コーヒー一杯あたりのコストはドリップ式に比べると割高な部分が難点です。
『様々なフレーバーを楽しみたい』『価格より、使う手間がかからないコーヒーメーカーが欲しい』という方におすすめです。
容量
コーヒーメーカーというと、一般的に5杯~10杯以上のコーヒーを抽出する製品が多く販売されています。
しかし、最近では在宅ワークや職場での一人用にと、ドリップ式でも1杯~2杯用(約100ml~180ml前後)のコンパクトなコーヒーメーカーも多く販売されています。
「一人暮らしだから1~2杯しか飲まない」「職場のデスクで自分用に使いたいから一人分の容量で良い」という方は、一人用のコーヒーメーカーや大きくてもタンク容量が300ml以下のものを選ぶようにしましょう。
機能性
一人用のコーヒーメーカーはコンパクトなものが多いですが、コンパクトな中にも様々な機能が搭載されています。
- コーヒー本来の味や香りを抽出するための【蒸らし機能】
- コーヒーを好みの味に調整できる【挽き目調整機能】
- 電源の切り忘れを防ぎや節電に役立つ【オートオフ機能】
など、メーカーによって搭載されている機能も異なります。
選ぶ際にどのコーヒーメーカーにするか悩んだ場合は、自分が欲しい機能は備わっているかなどを機能性も重視して選ぶと良いでしょう。
個人向けオフィス用コーヒーメーカーおすすめ10選
職場のデスクで使用できる一人用のコーヒーメーカー10個を、『ミルなしドリップ式』『ミルありドリップ式(全自動あり)』『カプセル式』に分けてご紹介します。
ミルなしドリップ式
ミルなしドリップ式で、おすすめのコーヒーメーカーを4つご紹介します。
recolte(レコルト)【コーヒーメーカー ソロカフェ】
高さと重さが500mlのペットボトルとほぼ同じのコーヒーメーカー。片手で持ち運べる上に、自宅や職場のデスクといった省スペースにも配置が可能なので、一人用にピッタリです。
ウォータータンクとフィルター部分を一体型にした、Smart Coffeeというシステムを採用しています。そのため、香りや味の劣化を防止して、コーヒー本来の味や香りを抽出することが可能です。
また、このシステムにより操作性も簡単シンプルで、コーヒー粉と水をセットにしてボタンを押すだけです。
見た目も可愛らしいおしゃれなデザインで、価格も安価なので手が届きやすいコーヒーメーカーです。
『どのコーヒーメーカーにするか迷っている』『デザイン・機能性の両方を重視したい』という方におすすめです。
サイズ | 幅9cm×奥行16.5cm×高さ21cm |
容量 | 200ml(1杯ずつ抽出) |
ペーパーフィルター | 不要 |
備考 | 保温性・保冷性のあるウォールグラス付 |
oxo(オクソー)【オートドリップコーヒーメーカー】
マグカップや口径6cm以上の水筒に直接ドリップできる、一人用のコーヒーメーカー。
ペーパーフィルター・コーヒー粉・お湯をセットして抽出を待つだけなので、手軽に美味しいコーヒーが職場のデスクで味わえます。
ドリッパーの『内側のリブ』と『8個の抽出穴』で、自動でお湯のスピードを調整してくれるので、誰でも簡単にハンドドリップで淹れたようなコーヒーが味わえる点が特徴です。
コーヒー粉やお湯の分量もドリッパーに印字されているので、計量も不要です。陶器のような高級感あるデザインなので、職場のデスクに置いても自然と馴染みます。
蓋・タンク・ドリッパーのみなので、サッと洗うだけとお手入れも簡単で便利です。
『ハンドドリップのようなコーヒーが味わいたい』『一人用で最低限の機能のものが欲しい』という方におすすめです。
サイズ | 12cm×14.5cm×14cm |
容量 | 360ml(1杯~2杯用) |
ペーパーフィルター | 必要 |
備考 | ペーパーフィルター10枚付 |
cores(コレス)【マグカップ付コーヒーメーカー 1杯用】
場所を取らないコンパクトサイズで、自宅や職場のデスクはもちろん、サイドテーブルにも置くことができます。
専用パーマネントフィルターにコーヒー粉とタンクに水をセットして、スイッチを入れるだけと操作も簡単です。
抽出に約5分かかりますが、これは蒸らしや断続的なお湯を注ぎ、コーヒーの旨味や香りを十分に引き出し、美味しいコーヒーを淹れる工程を行ってくれるからです。そのため、コーヒーの味や香りを楽しみたい方にピッタリです。
また、一杯一杯の抽出型なので、『必要な分だけコーヒーを飲みたい』という方におすすめです。
サイズ | 幅19.5cm×奥行15.5cm×高さ21cm |
容量 | -(1杯ずつ抽出) |
ペーパーフィルター | 不要 |
備考 | ■オートオフ機能付 ■専用マグカップ付 |
oceanrich Plus(オーシャンリッチプラス)【自動ドリップコーヒーメーカー】
手のひらに収まるコンパクトサイズの一人用コーヒーメーカー。
ステンレスフィルターにコーヒー豆をセットして抽出することはもちろん、市販のドリップバッグ(大きさ目安7cm×9cm)を使用しての抽出可能な2WAY仕様です。
最大の特徴は、給湯サーバーが360度回転すること。2つの注ぎ穴がある給湯サーバーが回転することで、コーヒー粉に満遍なくお湯が行き渡り、ハンドドリップテイストの香り高いコーヒーを味わうことができます。
乾電池式のコードレスタイプなので、自宅・職場のどちらでも場所を選ばずに使用できます。
サイズ | 幅13.0cm×奥行11.5cm×高さ14.0cm |
容量 | 250ml(1杯ずつ抽出) |
ペーパーフィルター | 不要(紙フィルターを使っての抽出も可) |
備考 | ■自動停止機能付 ■音が響かない静音設計 |
ミル付きドリップ式(全自動タイプあり)
ミル付きのドリップ式で、全自動を含めたおすすめのコーヒーメーカーを3つご紹介します。
THANKO【全自動コーヒーメーカー 俺のバリスタ】
コーヒー豆を挽くところから抽出までを全自動で行う、一人用のコーヒーメーカー。
シックな黒デザインと『俺のバリスタ』という商品名通り、男性から多くの評判を集めています。
一杯一杯抽出するので、カフェのような香り高い挽きたてのコーヒーを味わうことが可能です。操作もコーヒー豆と水をセットするだけなので、簡単で便利です。
専用のタンブラーがついていますが、他のタンブラーやグラスなどでもコーヒーの抽出が可能です。
そのため、作ったコーヒーを持ち運ぶことはもちろん、コーヒーメーカーを職場のデスクに持っていって、飲みたいときに挽きたてのコーヒーを抽出することも可能です。
『挽きたてのコーヒーを味わいたい』『全自動でコンパクトなコーヒーメーカーを探している』という男性の方におすすめです。
サイズ | 幅15.4cm×奥行20.0cm×高さ32.0cm |
水タンク容量 | -(1杯ずつ抽出) |
コーヒー豆orコーヒー粉の使用 | どちらも使用可 |
ペーパーフィルター | 不要 |
備考 | 専用タンブラー付き |
Toffy(トフィー)【全自動ミル付きアロマコーヒーメーカー】
レトロ感のあるおしゃれなデザインに、省スペースで設置できるコンパクト設計の一人用コーヒーメーカー。
ミル付き全自動なので、コーヒー豆とお湯をセットしてボタンを押すだけの簡単操作で、挽きたてのコーヒーを味わうことができます。
ステンレスメッシュフィルターを採用しているので、ペーパーフィルターが不要かつコーヒーの油分を抽出し、コク深いお店のような挽きたてコーヒーを抽出できます。
ミル付きの全自動は抽出時に音が気になりますが、静音設計で動作音も静かなので、職場のデスクでも気にすることなく使用できます。
『職場のデスク使いたいので、音が静かなものが良い』『全自動でおしゃれなコーヒーメーカーを探している』という方におすすめです。
サイズ | 幅15.4cm×奥行20.0cm×高さ32.0cm |
水タンク容量 | 200ml(1杯ずつ抽出) |
コーヒー豆orコーヒー粉の使用 | どちらも使用可 |
ペーパーフィルター | 不要 |
備考 | ■蒸らし機能付き ■垂れ防止設計(フィルターを本体から外してもコーヒーが垂れない) |
caferavel【オールインワンコーヒーメーカー】
挽く・ドリップ・飲むを一つにまとめた、コンパクトサイズの一人用コーヒーメーカー。
サイズも幅8cm×高さ23.5cmなので、自宅や職場のデスクではもちろん、持ち運んで職場や出先で使用することも可能です。
使い方はグラインダーにコーヒー豆をセットして挽き、できたコーヒー粉をフィルターにセットしてお湯を注ぐだけと簡単です。
工程の間に移す作業が必要となるため、完全な全自動とは言えませんが、ミル付きならではの挽きたてのコーヒーを味わうことができます。挽き目は5段階のダイヤルで調整できるので、自分好みコーヒーを淹れることができます。
『自分好みの挽きたてのコーヒーを味わいたい』という方におすすめです。
サイズ | 幅8.0cm×高さ23.5cm |
水タンク容量 | 260ml(1杯ずつ抽出) |
コーヒー豆orコーヒー粉の使用 | どちらも使用可 |
ペーパーフィルター | 不要 |
備考 | ■保温と保冷に優れたステンレスカップ付(結露も防ぎます) ■USB充電式 |
カプセル式
一人用におすすめのカプセル式コーヒーメーカーを3つご紹介します。
Nespresso(ネスプレッソ)【コーヒーメーカー エッセンサ ミニ】
置く場所を選ばないコンパクト&軽量のカプセル式コーヒーメーカー。職場のデスクに置けるコンパクトサイズで、一杯抽出型なので一人用にピッタリです。
モダン風でデザインもおしゃれなため、使っていない時はインテリアとしても楽しめます。
抽出方法もカプセルをセットして、エスプレッソ(約40ml)またはルンゴ(約110ml)のボタンを押すだけと簡単です。
Nespressoのカプセル内のコーヒー粉は豆からこだわって作られており、挽きたてのコーヒーに負けず劣らずの深い味わいとアロマを生むコーヒーが味わえます。
『カプセル式のコーヒーメーカーで迷っている』『コーヒーの味も重視したい』という方におすすめです。
サイズ | 幅11.0cm×奥行32.5cm×高さ20.5cm |
水タンク容量 | 600ml(1杯ずつ抽出) |
操作タイプ | 全自動 |
備考 | コーヒーカプセル14個付 |
Ambo【ポータブルコーヒーメーカー】
アウトドアでも挽きたての美味しいコーヒーを楽しむために作られた、一人用のコーヒーメーカー。
バッグに入るほどのコンパクトサイズなので、職場までの持ち運びはもちろん、自宅や職場のデスクで使う際もスペースに困りません。
使い方もカプセルをセットしたら、水タンクにお湯を淹れてプレス棒を押すだけと簡単です。18バールの高圧ポンプでコーヒーを抽出するので、バリスタ風の挽きたてのようなコクのあるクリーミーなコーヒーが味わえます。
『カプセル式でコンパクトなものを探している』という方におすすめです。
サイズ | 幅12.7cm×奥行7.6cm×高さ7.6cm |
水タンク容量 | 120ml(1杯ずつ抽出) |
操作タイプ | 手動 |
備考 | ・カプセル・コーヒー粉両方の使用可 ・Nespressoカプセル使用可 |
Keurig(キューリグ)【コーヒーメーカー シングルサーブ】
幅4.5cm×奥行11.3cm×高さ12.1cmとコンパクトなサイズのカプセル式コーヒーメーカー。可愛らしいおしゃれなパステルカラーは、女性から人気を集めています。
カプセル式で一杯一杯抽出するので、一人用での使用に最適です。省スペースに設置できるので、自宅や職場のデスクはもちろん、サイドテーブルで使用することも可能です。
Keurig製品は海外で製造されているため、操作が難しいように思えますが、水とカプセルをセット、ボタンを押すだけと日本製のカプセル式マシンと同様簡単な操作性です。
カプセルはKeurigの【K-Cupポッド】が使用できるので、コーヒーだけでなく紅茶やココアなども楽しめます。
『おしゃれなデザインも重視したい』『コーヒー以外のフレーバーも楽しみたい』という方におすすめです。
サイズ | 幅4.5cm×奥行11.3cm×高さ12.1cm |
水タンク容量 | -(1杯ずつ抽出) |
操作タイプ | 全自動 |
備考 | ・自動オフ機能付 ・コード収納可 |
美味しいコーヒー豆の選び方
職場で仕事をしている時や疲れた時に、美味しいコーヒーが飲めたら最高ですよね。美味しいコーヒーを淹れるには、コーヒー豆の選び方が重要になってきます。
ここでは、コーヒー豆を選ぶ際に見るべきポイントについて解説していきます。
コーヒー豆の産地で選ぶ
コーヒー豆の産地は、『中南米』『アフリカ』『アジア』の3つに大きくわけられます。
それぞれの産地によって、苦みや酸味といった味のバランスも異なるので、コーヒー豆を選ぶ際は産地を必ずチェックしましょう。
例えば、アジアのインドネシアで生産されるマンデリンは“苦みとコク”があり、コーヒー本来のコクが楽しめるコーヒー豆です。
世界三大コーヒーの一つに数えられている、アフリカのタンザニアで生産されるキリマンジャロは、“甘い香りと強い酸味とコク”が味わえるコーヒー豆です。
同じアフリカのエチオピアで生産されるモカも、酸味が強くスッキリとした“フルーティな甘み”が楽しめるのが特徴です。
また、世界最大のコーヒー豆生産国である中南米のブラジルとコロンビアのコーヒー豆は、コク・苦味・酸味のバランスが良く、多くの方に愛されている点が特徴です。
このように、産地によってコーヒーの味が異なります。様々な産地のコーヒー豆で作ったコーヒーを飲み比べていき、自分の口に合ったコーヒーを見つけていく方法もおすすめです。
焙煎方法で選ぶ
同じコーヒー豆でも、焙煎方法(コーヒー豆を煎ること)でコーヒーの苦味や酸味、香りなどの風味が変わってきます。そのため、コーヒー豆を選ぶ際は焙煎方法も必ずチェックしましょう。
焙煎度合いは『浅煎り』『中煎り』『深煎り』の3つに大きく分けることができます。
- 浅煎り⇒酸味が強くすっきりとした味わいで苦味が弱い
- 中煎り⇒コク・苦味・酸味のバランスが取れた味
- 深煎り⇒苦味と香りが強くコーヒー本来の味わいが楽しめる
迷った時は、味のバランスが取れた中煎りがおすすめですが、浅煎りや深煎りのコーヒーも飲んで比較してみると良いでしょう。
産地の特徴も理解した上で焙煎方法も選ぶと、味のバランスが取れたコーヒー豆や自分の口に合ったコーヒー豆を選ぶことができます。
職場で美味しいコーヒーを味わってみては
今回は、職場のデスクでも使用できる一人用でおすすめのコーヒーメーカー10個の紹介と、マシンの選び方や美味しいコーヒー豆の選び方も解説しました。
一人用のコーヒーマシンを選ぶ際は、『種類』『容量』『機能性』をポイントにして選ぶと、自分に合ったコーヒーマシンが見つけやすくなります。
また、コーヒーメーカーで美味しいコーヒーを淹れたい場合は、コーヒー豆の『産地』と『焙煎方法』の特徴に注目して選ぶと、自分好みの美味しいコーヒーが淹れられます。
職場の自分のデスクにコーヒーメーカーを置いて、好きな時に美味しいコーヒーを淹れて、疲れを癒してみてはいかがでしょうか?