『水出しコーヒーを作るための器具を探している』
『水出しコーヒー器具の種類が多くて、どれが良いかわからない』
このように思って、この記事に辿り着いた方はいるのではないでしょうか?
水出しコーヒーを作る器具と一口に言っても、器具の種類や大きさなども様々で、初心者だとどれが自分に合っているのかいまいちピンと来ませんよね。
今回はそんな初心者のために、水出しコーヒー器具の選び方やおすすめの器具15個を家庭用・業務用にわけてご紹介します。
水出しコーヒー器具の使い方とポイントも紹介していますので、購入後の参考にしていただけると幸いです。
水出しコーヒーを入れる器具の選び方
水出しコーヒー器具は、「種類」「容量」「使いやすさ」の3つに注目して選ぶと、自分に合ったものが探しやすくなります。
ここでは、その3つの注目ポイントについて解説していきます。
種類
ドリッパー・サーバータイプ(滴下式)
ドリッパー・サーバータイプ(滴下式)は、セットしたコーヒー粉にゆっくりと水を垂らしてコーヒーを抽出するタイプです。
低温でゆっくりとコーヒーを抽出するので、苦味と雑味が少なく、程良い甘みとコクのある水出しコーヒーを味わえます。
水が落ちるスピードを調整することによって、味に微妙な変化を加えることができるだけでなく、抽出時間も1~3時間前後と短めです。
そのため、「コーヒーの味にこだわりたい方」「抽出時間を短縮したい方」におすすめの種類です。
ドリッパー・サーバータイプは、業務用にピッタリなおしゃれで大容量のものから、コンパクトで家庭用に作られたものまでと幅広いのも特徴です。
ポットタイプ(浸漬式)
ポットタイプ(浸漬式)は、コーヒー粉を長時間水に浸けてじっくりコーヒーを抽出するタイプです。
コーヒー本来の甘みに加え、すっきりとした酸味が感じられる味に仕上がります。
浸漬式は、ストレーナーにコーヒー粉をセットして水を注いだら、冷蔵後に保存して既定の抽出時間を待つだけです。
使い方は滴下式と比較しても簡単ですが、長時間かけて抽出するので、抽出時間は5~8時間程度と長めです。
そのため、『初心者でも簡単に使える器具が良い』『手間がかからない水出しコーヒー器具を探している』という方におすすめです。
おしゃれなデザイン性のものや、冷蔵庫のドアポケットに収納しやすいスタイリッシュなものが多いので、家庭用で使いたい方にピッタリです。
容量
水出しコーヒー器具の容量は、1日に飲むコーヒーの量やコーヒーを飲む人数に応じて選ぶと良いでしょう。
水出しコーヒー器具は、容量が約400ml~1,500ml前後のものが多いです。
440mlでコーヒー約2杯分のため、1~2人分を探している方や1日に1~2杯コーヒーを飲むという方は、440ml前後の容量の水出しコーヒー器具を選ぶと良いでしょう。
また、家族や友人など、大人数で飲む場合や1日に飲むコーヒーの量が多い業務用には、500mlや1L以上の容量の水出しコーヒー器具を選ぶと、一度に大量のコーヒーを抽出することが可能です。
目安としては、【3~4杯分→500ml以上】【5杯以上→1L以上】がおすすめです。
使いやすさ
ほぼ毎日水出しコーヒー器具を使用する場合は、使いやすさ・お手入れのしやすさもチェックしましょう。
細かいパーツが多い水出しコーヒー器具は、使う時の組み立てや洗う際にも手間がかかります。
最近は、ドリッパー・サーバータイプもパーツ数が少なく、洗浄機にかけられるものも販売されているので、必ずチェックしましょう。
また、ポットタイプはストレーナーの網目が細かく作られていて、コーヒー粉が詰まりにくいものが販売されています。
見た目は似ていても、ちょっとした工夫が施されているので購入時にチェックしてみましょう。
水出しコーヒー器具おすすめ15選
おすすめの水出しコーヒー器具を全部で15個ご紹介します。
滴下式と浸漬式の種類ごとにわけてご紹介しておりますので、自分に合った水出しコーヒー器具を見つけるきっかけになればと思います。※滴下式のみ、家庭用・業務用にわけてご紹介しています
【滴下式】”家庭用”におすすめの水出しコーヒー器具
家庭用におすすめの、滴下式水出しコーヒー器具を6つご紹介します。
滴下式が初心者でも使いやすい器具を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
iwaki【SNOWTOP ウォータードリッパー】
「耐熱ガラス」「磁器」「木」のメイン素材をおしゃれに組み合わせて作られた、iwakiのSNOWTOPウォータードリップ。
オリジナルの簡易点滴抽出で、雑味がなく苦味控えめのスッキリとした水出しコーヒーを作ることができます。抽出時間も2時間と短めな点もポイントです。
磁器製のフタがついているので、抽出後はそのまま冷蔵庫に入れて冷やすことができます。また、電子レンジ対応の耐熱ガラスなのでホットコーヒーとして楽しむこともできます
簡易水出しタイプなので、「滴下式が初心者」という方にもおすすめです。
サイズ | 幅12.5cm×奥行12.5cm×高さ29.5cm |
容量 | 440ml(約3杯分) |
抽出時間 | 約2時間 |
特徴 | ■電子レンジ・食洗機使用可 ■初心者でも特に扱いやすい |
HARIO【スロードリップブリュワー雫 SBS-5B】
1~2時間で水出しコーヒーを抽出できるHARIOのウォータードリッパー。
短時間で効率よく抽出できる理由は、「ストレーナーのメッシュを細かくしてコーヒー粉全体に水が浸透する」「2つのスリットから水が流れ滴下する」ためです。
コーヒーの滴下スピードを調整する必要がない安定した構造なので、使い方も簡単な上に、コクのある甘みと雑味のない水出しコーヒーを安定して抽出することができます。
本体はガラス製でフタとストレーナーはシックな黒なので、どのインテリアにも馴染む、おしゃれなデザイン性もポイントです。
「短時間で水出しコーヒーを抽出したい」「いつも同じ味の水出しコーヒーを淹れたい初心者」におすすめです。
サイズ | 幅11.6cm×奥行11.6cm×高さ35.6cm |
容量 | 600ml(約5杯分) |
抽出時間 | 1~2時間 |
特徴 | ■最短1時間で抽出可 ■シンプルでおしゃれなデザイン |
Wiswell【Water Dripper WIS-WD201C】
コンパクトでおしゃれなデザインの水出しコーヒー器具を探している方には、WiswellのWater Drippaerがおすすめ。
使い方も専用フィルターとコーヒー粉をセットして、水を注ぐだけなので初心者でも簡単です。最大の特徴は、本体中央のつまみで抽出速度を調整して、コーヒーの濃さを変えられる点です。
そのため、自分好みにコーヒーの濃さを調整できます。また、パーツは細かく分解して丸洗いできるので、衛生面も安心です。
「場所を取らないコンパクトな器具が良い」「一人暮らしにピッタリの滴下式が欲しい」という方におすすめです。
サイズ | 幅8.35cm×奥行6.8cm×高さ28.1cm |
容量 | ー |
抽出時間 | 2~3時間 |
特徴 | ■場所を取らないコンパクト設計 ■コーヒーの濃さを調整可能 |
Bruer【コールドブルーアー】
Bruer(ブルーアー)は、カリフォルニアで絶大な支持を集めた水出しコーヒー専用の器具です。
コーヒー専門店でしか味わえなかったスロードリップ(ゆっくり抽出)の美味しさを、家庭でも実現できるように必要な機能を備えています。そのため、初心者でも安心して使えるように設計されています。
また、スタイリッシュかつおしゃれな見た目もポイントです。
使い方もコーヒー粉と水をセットするだけと、簡単にカフェのような水出しコーヒーを実現できます。「自宅でカフェのような水出しコーヒーを味わいたい」という初心者におすすめです。
サイズ | 幅12.5cm×高さ26.0cm |
容量 | 590ml |
抽出時間 | 約6時間 |
特徴 | ■専門店の味を実現可能 ■スタイリッシュでおしゃれなデザイン |
OXO BREW【コールドブリュー 濃縮コーヒーメーカー】
じっくり時間をかけて水出しコーヒーを抽出する、OXO(オクソー)の濃縮コーヒーメーカー。
濃厚なコーヒーを楽しむために作られているので、抽出時間に12~24時間(常温抽出)かかります。しかし、その分OXO(オクソー)製品でしか味わえない濃厚なコーヒーが味わえます。
濃縮のコーヒーは冷蔵庫で約2週間保存が可能なので、多めに作って飲みたい時にすぐコーヒーを飲むことができます。
使い方も簡単で、コーヒー粉や水をセットしたタンクをガラスカラフェに載せれば、自動的にコーヒーが注がれる設計になっているので初心者でも安心です。
また、水をお湯に変えることで、ホットコーヒーも淹れられるので、季節に合わせた使い分けも可能です。
サイズ | 幅13.0cm×奥行13.0cm×高さ29.5cm |
容量 | ー |
抽出時間 | ■12~24時間(常温) ■20~24時間(冷蔵) |
特徴 | ■濃厚なコーヒーを抽出 ■水出しとホットどちらの抽出も可能 |
MY DUTCH【水出しコーヒードリッパー M350】
家庭や職場で、手軽に水出しコーヒーを楽しめるように作られたMY DUTCH(マイダッチ)の水出しコーヒードリッパー。
滴下式は抽出後に、カラフェを冷蔵庫に保存して冷やすタイプが多いですが、MY DUTHCHは独自の一体型密封構造により、滴下式で唯一冷蔵庫の中で水出しコーヒーを抽出できます。
また、密封されているため外気などに触れることが少なく、コーヒーの鮮度を保ったまま抽出できます。
クリーン調整バルブで水滴の落ちる速度を調整できるので、コーヒーの濃さも自分好みに変えられます。
サイズ | 幅8.8cm×高さ24.0cm |
容量 | 350ml |
抽出時間 | 約4時間 |
特徴 | ■低温抽出が可能 ■コーヒー粉の鮮度を保つ |
【滴下式】”業務用”におすすめの水出しコーヒー器具
業務用におすすめの滴下式水出しコーヒー器具を4つご紹介します。
HARIO【ウォータードリッパー・クリア WDC-6】
透明感のあるおしゃれなデザインの、HARIOのウォータードリッパー・クリア。
ガラス状のデザインなので、抽出工程を見て楽しめるという特徴があるため、業務用として使用すると存在感をより放ちます。
コックで滴下調整が可能なので、お好みの濃さを調整できるのも特徴です。
「業務用にピッタリの水出しコーヒー器具が欲しい」「おしゃれで見る側も楽しめるデザイン性が良い」という方におすすめです。
サイズ | 幅15.0cm×奥行12.9cm×高さ45.5cm |
容量 | 780ml(2~6杯分) |
抽出時間 | 3~5時間 |
特徴 | ■インテリア性もあるおしゃれなデザイン ■滴下速度の調整可能 |
Kalita【ウォータードリッブ ムービング】
まるで、理科の実験器具のようなKalitaのウォータードリップムービング。
真ん中に設置されているシーソースプーンに一定量の水が溜まると、コーヒー粉に水が落ちるというリズミカルな演出を楽しみながら、水出しコーヒーを抽出できます。
水タンクにコックが付いているので、水滴の量を調整してコーヒーの濃さを変えることも可能です。
独特なフォルムがおしゃれさと、特別な雰囲気を醸し出すため、業務用として使用するとお客様の目を引くこと間違いなしです。
「独特なデザインの水出しコーヒー器具がほしい」「抽出時の見た目にも差をつけたい」という方におすすめです。
サイズ | 幅13.0cm×奥行16.0cm×高さ51.0cm |
容量 | 600ml(5杯分) |
抽出時間 | ー |
特徴 | ■斬新なデザイン性 ■抽出時にリズミカルな演出 |
オージ【水出しコーヒー器具 WD-60DX】
ウォータードリッパーメーカーのオージが開発した水出しコーヒー器具。
高級感のある黒とゴールドの配色は、インテリアとしてもおしゃれで目を引くこと間違いなしです。ドッピーレベルコックで水の速度を調整できるので、味の濃さもコントロールできます。
また、ゆっくりとコーヒーを抽出するので、余分な酸味や苦味・雑味のないマイルドなコーヒーを淹れられます。
家庭向けに作られた製品ですが、おしゃれなデザイン性と一度に5人分のコーヒーが作れるので、業務用で使用するのにピッタリです。
サイズ | 幅20.0cm×奥行20.0cm×高さ70.0cm |
容量 | 720ml(約5杯分) |
抽出時間 | 2時間30分~3時間 |
特徴 | ■高級感のあるおしゃれなデザイン |
HARIO【ウォーターコーヒードリッパー WDW-20】
2つのフラスコにコーヒーが抽出されるので、大容量のコーヒーを必要とするカフェなどの業務用におすすめの水出しコーヒー器具です。
抽出に5時間かかりますが、1回のでき上がり量が2,000ml(約20杯用)と大容量なので、飲食店を運営する方にはピッタリです。
金属コックで抽出落下速度を調整できるので、オリジナルの味を追求する事も可能です。
レトロなおしゃれなデザインで、落ち着いた雰囲気を作り出すことができるのもポイント。また、水の通り道は螺旋状になっているので、抽出時に見る人を楽しませる演出も可能です。
サイズ | 幅29.0cm×奥行23.0cm×高さ98.0cm |
容量 | 2,000ml(約20杯分) |
抽出時間 | 5時間 |
特徴 | ■大容量の水出しコーヒー器具 |
【浸漬式】おすすめの水出しコーヒー器具
浸漬式でおすすめの水出しコーヒー器具を5つご紹介します。家庭用・業務用の両方で使用できるものをご紹介しています。
HARIO【水出しコーヒーポット ミニ MCPN-7CBR】
コーヒー器具で有名なHARIOの水出しコーヒーポット。
大き目のハンドルは女性でも持ちやすいように設計されています。ストレーナーの底が外せるので洗いやすく、食器洗機・乾燥機にも使用できるのでお手入れがしやすいのが特徴です。
容量もコンパクトサイズの600mlと、大容量の1,000mlがあるので、家庭用・業務用・飲む量に合わせてサイズが選べる点もポイントです。
使い方もコーヒー粉と水をセットするだけとシンプルなので、「浸漬式を始めて使う初心者」におすすめです。
サイズ | 幅13.8cm×奥行9.4cm×高さ20.8cm |
容量 | 600ml(約5杯分) |
抽出時間 | 8時間 |
特徴 | ■初めて浸漬式を使う方におすすめ ■食器洗機・乾燥機での使用可 |
KINTO【PLUG アイスコーヒージャグ】
1.2Lと大容量なので、大人数や業務用としても使用可能なKINTOのPLUG アイスコーヒージャグ。
無駄を省いたシンプル構造にプラスして、密封性が高いため横向きにしてもこぼれない作りになっています。
縦に長いのでお手入れが大変そうに思えますが、口が広く作られているので、底までしっかり洗えるのも特徴です。
「大人数や業務用に対応できる浸漬式のコーヒー器具がほしい」「1日にコーヒーをたくさん飲む」という方におすすめです。
サイズ | 幅15.0cm×奥行9.5cm×高さ27.0cm |
容量 | 1.2L |
抽出時間 | ― |
特徴 | ■1.2Lと大容量 ■食器洗機・乾燥機に使用可 |
HARIO【フィルターインコーヒーボトル FIB-75-OG】
おしゃれなワインボトル型で、可愛らしさもあるHARIOのフィルターインコーヒーボトル。
スタイリッシュで無駄のないデザインなので、使い方もコーヒー粉と水をセットするだけなので初心者でも簡単に使える上に、冷蔵庫の中でもスペースを取りません。
密封度の高いフタがついているため、取り出す際に冷蔵庫のドアポケットにぶつけてこぼれる心配がありません。
また、こぼれにくい構造のため、ボトルをゆっくり振って抽出を促進させることも可能です。
「シンプルな機能性とおしゃれな水出しコーヒー器具を探している方」におすすめです。
サイズ | 幅20.8cm×奥行10.5cm×高さ21.6cm |
容量 | 650ml(約5杯)※でき上がりの分量 |
抽出時間 | 3~6時間 |
特徴 | ■ワインボトル型のおしゃれなデザイン ■無駄のないシンプル構造 |
下村企販【珈琲考具 コーヒーサーバー】
コンパクトなポットタイプの下村企販の水出しコーヒーサーバー。
おしゃれで透明感のあるガラス製の見た目ですが、本体は飽和ポリエステル樹脂なので、落としても割れにくい点が特徴です。
フィルターは目の細かい300メッシュのポリエステルなので、コーヒー粉が詰まりにくくザーッと水洗いして繰り返し使えます。そのため、「お手入れがちょっと面倒…」という方におすすめです。
目盛りがハッキリと印字されており、200ml~700ml計量できるので、一人暮らしから大人数にも対応可能です。
サイズ | 幅15.0cm×奥行12.2cm×高さ14.7cm |
容量 | 200~700ml |
抽出時間 | ー |
特徴 | ■割れにくい素材を使用 ■お手入れがしやすいメッシュフィルター |
BLUE BOTTLE COFFEE【コールドブリューボトル】
2015年に日本に進出し、今でも老若男女問わず、カフェやコーヒー器具が人気のBLUE BOTTLE COFFEEから販売されているコールドブリューボトル。
BLUE BOTTLEという名にふさわしい、おしゃれなブルーカラーはインテリアとしても人気を集めています。
また、グレーカラーにはBLUE BOTTLEのロゴが印字されており、デザインが違うので、思わず両方購入したくなるおしゃれなデザインです。
使い方も非常にシンプルで、コーヒー粉と水をセットして8時間冷蔵庫に置くだけでOKと初心者にもピッタリ。各パーツを細かく分解して洗えるので、お手入れのしやすさと衛生面も安心です。
「おしゃれな水出しコーヒー器具がほしい」「BLUE BOTTLE COFFEEのファン」という方におすすめです。
サイズ | 幅8.7cm×奥行8.4cm×高さ30.0cm |
容量 | 750ml(約5杯分)※できあがり容量は650ml |
抽出時間 | 8時間 |
特徴 | ■おしゃれなデザイン ■カフェやコーヒー器具で人気のブランド |
水出しコーヒー器具の使い方
水出しコーヒー器具の使い方と淹れる時のポイントを、『滴下式』『浸漬式』にわけて解説していきます。
『滴下式』の使い方・ポイント
使い方
業務用としてはもちろん、最近は家庭でも愛用されている『滴下式』の使い方を解説していきます。
業務用で使われていると聞くと、使い方に難しいイメージを抱きますが簡単です。
- コーヒー粉を器具内にセット
- 上部のタンクに水を注ぎセットする
- 抽出が終わるのを待つ
滴下式の抽出時間は、だいたい3~5時間程度で浸漬式と比較しても、短時間で抽出できます。
ポイント
初心者でも、滴下式で美味しい水出しコーヒーが淹れられるポイントをご紹介します。
コーヒー粉を湿らせる
水タンクをセットする前に、コーヒー粉を少し湿らせておくとコーヒーの旨みがより抽出されやすくなります。
冷やした水・常温の水どちらでも問題ないですが、お湯を使用するとホットコーヒーに近い旨みと香りで抽出することも可能です。
また、予め湿らせておくと水の流れがスムーズになり、抽出時間を短縮することができます。
コーヒー粉を攪拌する
前述の「コーヒー粉を湿らせる」に続く工程になります。
コーヒー粉を湿らせたら、攪拌して水やお湯を全体に行き渡らせましょう。攪拌して全体を湿らせることで、ムラが出にくくコーヒーの味が安定します。
『浸漬式』の使い方・ポイント
使い方
家庭で水出しコーヒーを作るのに馴染み深い、『浸漬式』の使い方を解説していきます。
- ストレーナーにコーヒー粉を入れる
- 水を注いでストレーナーをセットする
- 冷蔵庫の中で一定時間置く
セットするだけなので、初心者でも簡単に水出しコーヒーが作れます。
ゆっくりとコーヒーの成分を抽出するので、抽出時間が6~8時間と滴下式と比較しても長めです。そのため、寝る前にコーヒーと水をセットしておくことで、朝に美味しい水出しコーヒーが味わえます。
ポイント
常温水をセットする
セットする水の水温は常温(20℃前後)がポイントです。
最初にセットする水が冷たすぎると、コーヒー粉から旨み成分などを十分に抽出できず、旨みも濃さも薄くなってしまいます。
冷蔵庫内で徐々に冷やして馴染ませていくことで、水出しコーヒー本来の味や旨みが抽出できます。
人気の水出しコーヒー器具をチェック
今回は初心者に向けて、水出しコーヒー器具の選び方とおすすめを15個ご紹介しました。
水出しコーヒー器具を選ぶ際は、「種類」「容量」「使いやすさ」の3つに注目して選ぶと、自分に合った器具が見つかりやすくなります。
■滴下式は”味にこだわりたい方” “抽出時間を短縮したい方”
■浸漬式は”水出しコーヒー器具初心者”
におすすめです。
水出しコーヒー器具は、コーヒー粉と水をセットするだけのように思えますが、ちょっとしたひと手間で初心者でも美味しい水出しコーヒーが抽出できます。
是非、自分に合った水出しコーヒー器具を購入して、いつでも美味しい水出しコーヒーを味わってみてはいかがでしょうか?