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登山で至福のコーヒータイムを!おすすめ器具や美味しい入れ方も

山頂で飲むコーヒー

『登山でコーヒーを楽しみたい』
『初心者だけど、流行りの登山コーヒーを一緒に始めてみたい』
このように考えている方は多いのではないでしょうか?

登山でコーヒーを楽しみたいと思っても、どの道具を揃えたら良いのか、実際に美味しいコーヒーを淹れられるのか気になりますよね。

今回はそんな登山コーヒー初心者に、必要な道具やアウトドアにおすすめの軽量コーヒー器具、山頂で美味しいコーヒーを淹れるコツ・注意点を紹介していきます。

「なぜ登山にコーヒーが人気なのか」の理由も解説していくとともに、実際に登山コーヒーを楽しんでいる方の声も掲載しています。

この記事を読むことで、登山コーヒーに必要な道具が知れるので、初心者でも登山コーヒーデビューができるようになります。

登山をして、山頂でコーヒーを飲みたいと考えている方の参考になれば幸いです。

 

 

登山に「コーヒー」が人気の理由

コーヒードリッパーとコーヒー
最近、登山好きの人の中には『山頂でコーヒーを飲む』という方が増えています。登山と言えば、無駄な荷物をできるだけなくして軽くして登ることが基本です。

そんな基本ルールがある中でも、登山者にコーヒーが人気なのは【山頂からの絶景と自然を見渡して飲むコーヒーが格別だから】というのが理由です。

実際にSNSでも多くの登山者が、山頂で飲むコーヒーはひと味違うことをつぶやいています。


登山経験者の影響で、登山初心者の中にもデビューと同時に山頂でコーヒーを飲んでみたいという方が増えています。山頂の景色や大自然の中で飲むコーヒーは、カフェや自宅で飲むのとはまた違ったワクワク感があることがわかります。

 

 

登山でドリップコーヒーを入れるのに必要な道具

登山で使うコーヒー器具
登山でドリップコーヒーを楽しむために、最低限必要な道具は下記5つです。

■コーヒーミル
■ドリッパー&ペーパーフィルター
■シングルバーナー
■ケトル
■コーヒーカップ

1つずつ解説していくとともに、下記2つの条件を満たした各器具のおすすめもご紹介していきます。
■軽量
■初心者でも使いやすい

 

コーヒーミル

コーヒーミルはコーヒー豆を挽くための道具で、美味しいドリップコーヒーを飲むには欠かせません。

登山やアウトドア用の中にはハンドルが取り外せたり、軽量かつコンパクトに設計されていてバッグに収納しやすいものが販売されています。

ポーレックス 【コーヒーミル2 ミニ】

ハンドル部分を取り外してコンパクトに収納できる設計。250gと軽量なので登山やアウトドアに最適です。

豆を挽く部分がセラミックで作られているので、金属臭が移らずにコーヒー本来の味と香りが楽しめます。好みの挽き目に調整できる点もポイントで、シンプルながらも初心者からコーヒー好きまで愛用できます。

1回で一人分のコーヒー豆が挽けるので、登山にピッタリです。

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ポーレックス(Porlex)
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ドリッパー&ペーパーフィルター

ドリップの場合は、コーヒーを抽出する道具のドリッパーとペーパーフィルターは必須です。

最近では登山やアウトドア用に、軽量かつコンパクトに折りたたみができるドリッパーも販売されています。また、ドリッパーの中にはペーパーフィルター不要のタイプもあるので、自分に合ったものを選ぶと良いでしょう

ユニフレーム【コーヒーバネット グランデ】

ペーパーフィルターが4枚ついた、ユニフレームのコーヒーバネット。

折りたたんで持ち運べる上に、65gと軽量なので登山者はもちろんアウトドア好きの方から広く支持されています。

材質も頑丈な18-8ステンレスで作られているため、アウトドアで使用しても長く使用できる点もポイントです。

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ユニフレーム(UNIFLAME)
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キャプテンスタッグ【ステンレスメッシュフィルター】

キャプテンスタッグのステンレスメッシュフィルターは、マグカップにかけられる取手がついているので、ペーパーフィルター不要のドリッパーとしてそのまま使用できます。

折りたたむとマスク程度の大きさで軽量なので、登山で持ち運ぶ際も荷物になりません。1~2杯抽出用なので大人数には向きませんが、自分用や少人数の登山にはピッタリです。

HARIO(ハリオ)【V60 ペーパーフィルター100枚入】

ハリオのV60シリーズで使用されていますが、他のコーヒードリッパーにも使用可能です。

100枚入りなので、登山だけでなくご家庭でドリップコーヒーを淹れる際にも使用することができます。耳付きなので開きやすい点も特徴です。

 

シングルバーナー

登山やアウトドア専用のガスバーナーです。登山コーヒーでお湯を沸かすために必須の道具です。

ドリップコーヒーを淹れるだけでなく、他の食べ物や飲み物を温める際にも重宝しますので買って損はないでしょう。

PRIMUS(プリムス)【P-153 ウルトラバーナー】

シングルバーナーの定番で、初心者からアウトドアベテラン層にも愛用されています。

持ち運びしやすい軽量・コンパクト設計ですが、その見た目からは想像できないほど火力が強く人気を集めています。

五徳の安定性も高いので、足場がゴツゴツしている山頂でも使用しやすいです。

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プリムス(PRIMUS)
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ケトル

ケトルはお湯を沸かすのに必須の道具です。お湯が必須のドリップコーヒーには欠かせません。

登山やアウトドア用のケトルは、平たく丸い形状のものが多くかさばりやすそうに思えますが、軽量で持ち歩きに適しているうえに早くお湯が沸く特徴があります。

G.G.N【ケトル】

登山やアウトドア用に軽量コンパクトに作られたアルミ製のケトル。

アルミ製は熱伝導率が良く、早くお湯が沸きます。ラバーハンドルを使用しているため、滑りにくく握りやすいのもポイントです。

 

コーヒーカップ

登山でコーヒーを飲む場合、マグカップは欠かせません。アウトドアブランドのマグカップを選ぶと、雰囲気もより楽しめるのでおすすめです。

snow peak(スノーピーク)【チタンシングルマグ】

スノーピークのマグカップは、材質がチタンなので軽量でハンドルも折りたためる使用のため、持ち運びやすい点が特徴です。

直火でも使用できるので、コーヒーや飲み物を温め直すことができるので汎用性も高いです。容量も220ml・300ml・450mlと選べるので、自分に合ったサイズを選ぶと良いでしょう。

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cook’n’escape【アウトドア用マグカップ】

こちらは少し変わった形状ですが、別名シェラカップともいい持ち手がついた金属製のカップです。

コップとしてはもちろん、直火でも使用できるので、アウトドアでは調理器具としても使用されています。

通常のマグカップ形状よりは、バーナーの五徳にフィットしやすいため、飲み物の温めや調理をする際に重宝します。

中でもcook’n’escape のシェラカップは、48gと超軽量で作られているだけでなく、取手を収納できるので登山時の持ち運びにもピッタリです。

また、チタンは熱伝導が低いため飲み口が熱くなりにくく、安全に温かい飲み物を飲むことができます。

 

コーヒーキャニスター

登山でドリップコーヒーを楽しむ場合は、コーヒー豆を持ち運ぶ必要があります。その時に活躍するのがコーヒーキャニスターです。

密封することでコーヒーの酸化を防ぎ、コーヒー本来の香りと味が楽しめます。

NALGENE(ナルゲン)【コーヒービーンズキャニスター150g】

キャニスターに目盛りが印字されているため、飲みたいコーヒーの杯数に合わせてコーヒー豆を入れることが可能です。

コンパクトなのでアウトドア時の持ち運びにもピッタリで、フタの密封度も高いのでコーヒーの質を守ることができます。


 

 

山で美味しいコーヒーを入れるコツ

登山でコーヒーを淹れる
山頂でより美味しいドリップコーヒーを味わうためのコツを5つ解説していきます。初心者でも簡単にできるコツを紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

お湯の温度は85℃~90℃

使用するコーヒー前の種類や焙煎によっても異なりますが、ドリップコーヒーの湯温は85~90℃が適温です。

沸騰したお湯で淹れると苦みや雑味が強く抽出されてしまったり、80℃以下の場合は酸味が強くなってしまいます。そのため、適温のお湯の入れ方を守ることで、コーヒー本来の風味と味が楽しめます。

また、山頂は温度が低く、お湯も早く冷めやすいので97℃の湯温で淹れるとちょうど良いです。正確に湯温を測りたい場合は、温度計を持っていくことをおすすめします。

お湯を注ぐ際は”の”の字を描く

これは自宅でドリップコーヒーを淹れる際にも意識することですが、登山でコーヒーを飲むときも例外なく、”の”の字を描くようにお湯を注ぎましょう。

“の”の字を描いて淹れることで、お湯がまんべんなくコーヒー粉に行き渡ります。抽出にムラがなくなり、「抽出効率」と「バランス」が保たれるので、味や香りにブレがなくなります。

コーヒーをしっかり蒸らす

ドリッパーでコーヒーを淹れるコーヒー粉にお湯を注ぐと、コーヒーのガスで粉が膨らみます。この時に、いったんお湯を注ぐのを止めて蒸らし(ガスを放出)ましょう。

ガスを放出させることで、コーヒーがお湯と馴染みやすくなります。

蒸らしの時間は30秒程度と言われていますが、時間を測るのを忘れることも多いと思います。そのときは、お湯が1/3程度減り、泡が消えないうちに注ぐと良いです。

お湯を注ぐさいも、ゆっくりと丁寧に注ぐように心がけましょう。こちらもドリップコーヒーではおなじみですが、登山でコーヒーを飲む際に意識することでより美味しいコーヒーを味わうことができます。

割り箸などを使って丁寧にお湯を注ぐ

自宅でトリップコーヒーを淹れる際は、細口ケトルを使用します。しかし、登山でコーヒーを淹れる際は、コッヘル(アウトドア用の小型調理器具)など注ぎ口が広いものでお湯を注ぐことが多いと思います。

コッヘルや注ぎ口が広いものでお湯を注いでコーヒーを淹れる場合は、割り箸など細いものに伝わせてお湯をなめらかに注いでいくのが美味しい入れ方のコツです。

理由としては、お湯を一気に大量に注ぐとコーヒーの壁が壊れてしまうだけでなく、雑味を多く抽出してしまいコーヒーの美味しさが半減してしまうためです。優しくゆっくりお湯を注ぐことを心がけましょう。

湧き水を使って淹れる

登る山によっては湧き水や滝があります。水を汲んでも問題なければ、湧き水を使ってコーヒーを淹れると美味しさが段違いに変わります。

山に流れている水は、上流かつ自然の中でろ過されているので綺麗です。自然の水を使用することで、登山ならではのドリップコーヒーが楽しめるのでおすすめです。

 

 

登山でコーヒーを楽しむ際の注意点

コーヒーとバーナー
登山でコーヒーを楽しむ際の注意点を3つご紹介していきます。

2~3杯にとどめ飲み過ぎには注意する

飲み過ぎはカフェインの過剰摂取にもつながりますが、登山の場合は他にも活動に関わる問題が出てくるので飲み過ぎには特に注意が必要です。

コーヒーには利尿作用があるので、飲み過ぎるとお手洗いが近くなります。登山中はトイレが近くにない、または見つからないことも多々あります。

初心者の場合は、最悪の事態も想定しまい、焦りも出てくると思います。そのため、コーヒーは山頂についてから飲むことをおすすめします。

なるべく温かいコーヒーを飲む

季節によりますが山頂に到達すると、身体が温まりついアイスコーヒーを飲みたいと思いがちです。しかし、山頂は山によっては温度が低いことも多く、登った直後は温かくても次第に通常の体温に戻っていきます。

そこでアイスコーヒーを飲んでしまうと、代謝や体温が下がってしまい怪我などにもつながるので、80℃以上のなるべく温かいコーヒーを飲んで体温や代謝を維持しましょう。

ちなみに、沸騰したお湯を2~3分程度放置するとだいたい80℃近くまで冷ますことができます。

出たゴミは必ず持ち帰る

山頂でドリップコーヒーを淹れたり、食事を行うとゴミがどうしても出てしまいます。

これは致し方ないことですが、このゴミを山に捨てることは自然破壊につながり登山者としてマナー違反にあたります。

今はアウトドア用に軽量型のごみ箱や、小さめのゴミ袋も販売されているので、登山前に必ず準備して持っていきましょう。

 

 

登山で至福のコーヒータイムを楽しんでみては

登山でコーヒー
いかがでしたか?
今回は登山でドリップコーヒーを楽しみたい方のために、必要な道具と軽量でおすすめのコーヒー器具や山頂で美味しいコーヒーを淹れるコツ・注意点について解説しました。

『山頂からの絶景を見ながらコーヒーを飲むのが格別』という理由から、今や人気となっている登山コーヒー。

必要な道具も『コーヒーミル』『バーナー』『ドリッパー』『ケトル』『コップ』などと多く荷物に感じますが、アウトドア向けに軽量の器具が販売されているので、登山時も重さを感じることがありません。

山頂でコーヒーを淹れる際も、自宅と淹れる時と同じやり方を意識することで初心者でも美味しいコーヒーを淹れることができます。

自宅やカフェで飲むコーヒーと違った特別感を味わいたい方は、ぜひ道具を揃えて登山でコーヒーを楽しんでみてはいかがでしょうか?

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