自宅で淹れたてのコーヒーを楽しむために必要なコーヒーミル。自分が飲みたいタイミングでコーヒーを挽けるので重宝するアイテムの1つですよね。
しかし、コーヒーミルを使い始めたばかりの方は、下記のような疑問を抱えている方も多いのではないでしょうか?
- コーヒーミルを使い始めたばかりで、いまいちお手入れの方法がわからない
- コーヒーミルはどのくらいの頻度で掃除したらいいの?
- コーヒーミルは水洗いでお手入れしてもいいの?
今回は、そんな疑問を抱えるコーヒーミル初心者に「掃除の頻度」「コーヒーミルの簡単なお手入れ方法」「水洗い可能か」について解説していきます。
この記事を読むことで、コーヒーミルを使い始めたばかりの方も「お手入れ方法」や「お手入れの頻度」を理解できるようになります。
ぜひ、この記事を参考にコーヒーミルを使うだけでなく、お手入れ方法もマスターしていただけると幸いです。
コーヒーミルのお手入れの頻度
コーヒーミルを使い始めて間もない方の多くは「コーヒーミルはどのくらいの頻度でお手入れすればいいのだろう」と考えると思います。
コーヒーミルのお手入れの頻度は、手動式・電動式といった種類やコーヒーミルで掃除する部位(ホッパー・粉受け・ミル刃)によってかわってきます。
ここでは、種類と部位ごとにコーヒーミルのお手入れ頻度を解説していきます。
手動式コーヒーミルのお手入れ頻度
手動式コーヒーミルの場合、部位によって毎回お手入れが必要な箇所と、定期的にお手入れが必要な箇所があります。
毎回お手入れが必要な箇所
- ホッパー(コーヒー豆を入れる箇所)
- 粉受け(コーヒー粉が溜まる箇所)
ホッパーや粉受けは、コーヒー豆の油や粉で比較的汚れやすい部分なので、毎回お手入れを行うようにしましょう。
定期的にお手入れが必要な箇所
- ミル刃
ミル刃も粉で汚れやすい部位ではありますが、挽いたあとにミルを軽く叩くことで粉をある程度落とせます。
また、ミル刃は分解が必要な部分でもあるので、時間に余裕がある時に定期的にお掃除をしましょう。
定期的というとざっくりしていますが、目安は週に2~3回の掃除頻度がベストです。
電動式コーヒーミルのお手入れ頻度
基本的に電動式のコーヒーミルも、手動式コーヒーミルと頻度は同じです。
しかし、電動式コーヒーミルの場合は「粉の吹き出し口」があるので、手動式のコーヒーミルよりも掃除箇所が増えます。
毎回お手入れが必要な箇所
- ホッパー(コーヒー豆を入れる箇所)
- 粉受け(コーヒー粉が溜まる箇所)
定期的にお手入れが必要な箇所
- ミル刃
- 粉の吹き出し口
「粉の吹き出し口」もミル刃と同様定期的なお掃除(週に2~3回程度)で問題ありません。
お手入れを怠ると目詰まりと起こすので、定期的な掃除を忘れないようにしましょう。
コーヒーミルにお手入れが必要な理由
ここまで読んで「毎回お手入れする必要があるの?面倒だな…」と感じた方もいると思います。
しかし、毎回お手入れは必要な理由にはしっかりと理由があります。ここでは、その理由を解説していきます。
残ったコーヒー粉で味が落ちる
コーヒーミルにお手入れが必要な最大の理由です。
コーヒー豆は挽いていない状態でも、空気・光によって鮮度が落ちるデリケートな食材です。コーヒー豆を挽くと、酸化や光によって更に質の低下が早まります。
コーヒーミルのお手入れをサボると、この鮮度が落ちたコーヒー粉と新鮮なコーヒー粉が混ざり合ってしまい、コーヒー本体の香りや味が落ちてしまいます。
美味しいコーヒーを楽しみたいのであれば、定期的にお手入れを行うようにしましょう。
実際にどのくらい味や香りが落ちるのかわかると「定期的にお手入れしよう」という気持ちもわいてくるため、テストしてみるのも良いでしょう。
目詰まりで故障につながる
コーヒーミルのお手入れを行わないと、ミル内にコーヒー粉が溜まり目詰まりを起こします。
コーヒー豆は挽いた時に発生する静電気が原因で、コーヒー粉が溜まってしまいます。
そのため、ただでさえコーヒー粉が溜まりやすいのに、お手入れを怠ると更に粉が蓄積されて目詰まりして故障の原因にもつながります。
特に電動式の場合は、目詰まりを起こすと故障しやすいです。
また、手動式の場合も目詰まりを起こすとハンドルが回しにくくなり、無理に回すと壊れる原因になります。
せっかく気に入って買ったコーヒーミルが壊れないように、お手入れはしっかりと行うようにしましょう。
簡単にできる!コーヒーミルのお手入れ方法
初心者でも、簡単にできるコーヒーミルのお手入れ方法を手動式・電動式にわけて解説していきます。
また、下記の道具があるとよりお手入れがしやすくなるので準備しましょう。
- ミル掃除用ブラシ
- やわらかい素材の布
あると便利な道具3つ
- 新聞紙
- PC掃除用のエアダスター
- 爪楊枝
手動式コーヒーミルのお手入れ方法
ここでは手動式コーヒーミルのお手入れ方法を、「ホッパー」「粉受け」「ミル刃」の順に解説していきます。
ホッパーのお手入れ
ホッパーのお手入れ手順は下記です。
- ブラシを使って残っている粉や豆を取る
- 微粉が取れたら乾いた布で拭きあげる
予想以上に微粉が出てきて、部屋が汚れる可能性があるので、掃除する前に新聞紙やビニールシートをひくと便利です。
ブラシはコーヒーミルに付属品としてついている場合がありますが、ついていない場合は専用のブラシを購入しましょう。
また、ホッパー部分は濡れた布で拭くと錆びる原因になるので、乾いた布をつかうようにしましょう。
粉受けのお手入れ
粉受けのお手入れ手順は下記です。
- ブラシを使って微粉を掃き出す
- 布を使って吹き上げる
基本の掃除手順はホッパーと同じです。
粉受けは素材によっては、水洗いができるタイプもあるので購入時に確認してみましょう。
また、PCなどの機器を掃除するエアダスターがあると微粉を早く確実に落とせるので掃除が楽になります。
ミル刃のお手入れ
ミル刃のお手入れ手順は下記です。
- ハンドル上部またはミルの下部ネジを外す
- ミル刃や部品をまとめて保管
- ブラシ・布で拭き上げる
手動式のミル刃の部分は、メーカーによっては小さいネジで多く、なくしやすいので気を付けましょう。
また、爪楊枝を準備するとミル刃のくぼみに溜まった微粉が掃除しやすくなります。
電動式コーヒーミルのお手入れ方法
電動式コーヒーミルのお手入れ方法を解説していきます。
電動式は、掃除中に誤って電源が入り怪我をしないためにも電源コードを先に抜いてからお手入れを行いましょう。
ホッパーのお手入れ
- 電源コードを抜く
- 微粉や油成分を水で洗い流す
- しっかりと乾燥させる
電動式コーヒーミルのホッパーは水洗いができるものが多いため、洗剤を使って微粉だけでなくコーヒー豆の油成分をしっかりと落としましょう。
水洗いができないタイプの場合は、ブラシを使って微粉を落とし、乾いた布で拭き上げましょう。
粉受けのお手入れ
粉受けのお手入れ方法は、微粉をブラシで掻き出して、乾いた布で拭き上げるのが基本の手順です。
ホッパー同様、「水洗いができる」「水洗いができない」でわかれるので、購入時にどちらのタイプかを確認しましょう。
水洗いの場合は、水でサーッと洗い流すだけで大丈夫です。
水で洗った場合は、カビなどを防ぐためにもしっかりと乾燥させましょう。
ミル刃のお手入れ
- 手順通りに分解してミル刃を取り出す
- ブラシでついている微粉を取る
- 乾いた布で拭き上げる
ミル刃のくぼみ部分に挟まっている微粉は、爪楊枝やエアダスターなどを使って綺麗に掃除しましょう。
特にエアダスターは掃除がラク・時短になるのでおすすめです。
粉の吹き出し部分のお手入れ
粉の吹き出し部分は、細かい隙間が多いためPC用のエアダスターを使用することをおすすめします。
エアダスターがない場合は、ブラシを使って微粉を取り除いてから乾いた布で拭き上げましょう。
室内で行うと細かい微粉が舞って掃除が大変になるため、お風呂場やベランダなどで行うと微粉が舞っても汚れる心配が不要なので掃除がしやすいです。
コーヒーミルは水洗いしても大丈夫?
コーヒーミルを使い始めたばかりだと、コーヒーミルを水洗いしても良いのか疑問に思う方も多いのではないでしょうか?
ここでは、水洗いが可能なコーヒーミルについて解説していきます。
セラミック素材やガラス素材は水洗い可
「セラミック素材」「ガラス素材」といった錆びない素材であれば、水洗いが可能です。
逆にステンレス素材や金属素材は、錆びる可能性があるため水洗いができないので注意しましょう。
ちなみにセラミックやガラスは下記部位に使われていることが多いです。
- セラミック→主にミル刃
- ガラス→粉受け
一部分のみ水洗いが可能なミルや、ミル刃以外すべて水洗いが可能なものまでと、様々なコーヒーミルが販売されているため購入時にチェックしましょう。
木製のコーヒーミルはブラシや布でお手入れ
お手入れが面倒と感じると水洗いをしたくなる気持ちはわかりますが、本体や粉受けが木製のコーヒーミルは基本水洗いができません。
理由としては、水洗いするとカビる可能性があるためです。
本体や粉受けが木製の場合は、ミル刃が金属でできているものが多いので、メーカーから水洗いOKの記載がない場合を除くと水でのお手入れはNGです。
ブラシや乾いた布、エアダスターを使って掃除するようにしましょう。
コーヒーミルは定期的にお手入れして美味しいコーヒーを飲もう
いかがでしたか?
今回はコーヒーミルを使い始めたばかりの方に向けて、コーヒーミルのお手入れ頻度やお手入れが必要な理由、お手入れ方法について解説しました。
コーヒーミルを定期的にお手入れしないと、微粉やミル内に残ったコーヒー粉によって、コーヒー本来の味や香りが損なわれてしまいます。
また、コーヒー粉が溜まるとお気に入りのコーヒーミルが壊れてしまう原因にもつながります。
毎回お手入れすることは面倒に感じる気持ちもわかりますが、コーヒーミルを長く愛用するため、美味しいコーヒーを飲むためにもしっかりとお手入れを行いましょう。
この記事を参考に常に清潔なコーヒーミルを維持して、コーヒーライフを満喫してみてはいかがでしょうか?