朝の眠気覚ましや一息つきたいときに、手軽に購入できるペットボトルコーヒー。
最近ではブラックや微糖、カフェオレタイプなどフレーバーの種類も様々で、味も本格的なものが多く、このように感じている方も多いのではないでしょうか?
- 色んな種類があるけど、どれが美味しいの?
- 自分に合ったペットボトルコーヒーはどこを見て選べばいいの?
今回はそんな方のために、美味しいと評判のペットボトルコーヒーを10個に絞って紹介するとともに、選び方についても解説していきます。
自分に合ったペットボトルコーヒーで、よりリッチにリラックスタイムを楽しみたい方はぜひ参考にしてみてくださいね。
「コーヒー」と「コーヒー飲料」の違い
ペットボトルコーヒーには「コーヒー」「コーヒー飲料」「コーヒー入り清涼飲料」のいずれかがパッケージに記載されています。
これは、内容量100g中のコーヒー生豆の量を表します。各分類のコーヒー生豆の量は以下の通りです。
分類 | 100gあたりの生豆の量 |
コーヒー | 5g以上 |
コーヒー飲料 | 2.5g以上5g未満 |
コーヒー入り清涼飲料 | 1g以上2.5g未満 |
参考元:『全国公正取引協議会連合会|コーヒー飲料等の表示に関する公正競争規約および施行規制』より
「コーヒー」「コーヒー飲料」「コーヒー入り清涼飲料」の順で、コーヒー生豆の量が多いことがわかります。豆の量が多いほど、コーヒーのコクや濃度が深まるため、本格的な味を重視する方は「コーヒー」を選ぶと良いでしょう。
しかし、コーヒーの味わいは様々な要素が重なって抽出されるので、必ずしも「コーヒー=本格的」とも限りません。基礎知識程度にとどめておくことをおすすめします。
ペットボトルコーヒーの選び方
ペットボトルコーヒーを購入するために、チェックしておきたいポイントを4つ紹介します。自分の好みに合ったペットボトルコーヒーを選びたい方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
味の種類で選ぶ
ペットボトルコーヒーは大きくわけると「無糖・ブラック」「微糖・低糖」「カフェラテ・カフェオレ」の3つの種類にわけられます。それぞれの特徴について解説していきます。
無糖・ブラック
無糖・ブラックはその名の通り、砂糖をまったく加えていないタイプのペットボトルコーヒーです。
特徴は以下のとおりです。
- コーヒー本来のコクと苦味を楽しめる
- 無糖の缶コーヒーよりもすっきりとした味
- カロリーが控えめでダイエット中の方にも◎
そのため「本格的なコーヒーを楽しみたい」という方におすすめです。
ブラックのままで楽しむことはもちろん、お好みでミルクや砂糖を入れるといった飲み方のバリエーションも広げやすい点も魅力です。
微糖・低糖
微糖・低糖は、砂糖や甘味料を使って程よい甘さがついたペットボトルコーヒーです。
特徴は以下のとおりです。
- コーヒーの風味を楽しめる
- 程よい甘さのコーヒーが味わえる
この特徴から「甘みのあるコーヒーが好き」「疲れたから甘さがほしい」「苦味のあるコーヒーが苦手」という方におすすめです。
微糖・低糖といってもメーカーによって甘さの度合いは異なるため、まずは1本購入して試しに飲んでみると良いでしょう。
カフェオレ・カフェラテ
カフェオレ・カフェラテタイプは、ミルクがたっぷりと入っているペットボトルコーヒーです。
特徴は以下です。
- まろやかな味わい
- ・砂糖とミルクで甘いコーヒーが楽しめる
微糖や低糖よりもはるかに甘さが強いコーヒーのため「甘いコーヒーが好き」「ブラック、微糖が苦手」という方におすすめです。
ミルクや砂糖が多いため、ダイエット中の方には不向きです。デザート感覚で飲むことができるので、お菓子を抜いているけど甘いものがほしいという方にもぴったりです。
容量
ペットボトルコーヒーの容量は350ml~2Lのものまでと様々です。容量はいつ・どこで飲むのかを考えて選ぶと良いでしょう。
持ち運ぶなら「600ml以下」
通勤時、外での気分転換や水分補給なら、600ml以下のペットボトルコーヒーがおすすめです。バッグやリュックに入れることができるので、両手をふさがずに持ち運ぶことができます。
デスクの上に置いても場所を取らないため、仕事の合間に少しずつ飲むことも可能です。飲み切りサイズなので、一人で飲むのも最適といえるでしょう。
家で楽しむなら「900ml以上」
自宅で頻繁にコーヒーを飲む、家族でコーヒーを飲むため消費量が多い場合は、900ml以上のペットボトルコーヒーがおすすめです。
900ml以上はバラとケース(箱)の2パターンで販売されていることが多いです。
そのため、コーヒーの消費量が早い場合は、ケース(箱)で購入した方がコスパもよく、金銭的負担も少なくなります。
ダイエット中の方は「原材料」や「カロリー」もチェック
ペットボトルコーヒーは香りや甘さを出すために、添加物や香料が使用されているものも多いです。健康を意識する方は、購入する前に原材料表記やエネルギー表記を確認しましょう。
下記コーヒーがおすすめです。
- 無料・ブラック→原材料が「コーヒー」のみ
- 微糖・低糖→「コーヒー+砂糖」の表記
ダイエット中でカロリー計算もしているという方は、エネルギー表記の部分も合わせてチェックしましょう。
カフェイン量が気になる方は「カフェインレス」
最近は、カフェインレスのペットボトルコーヒーも増えてきています。
- カフェインに弱い体質
- 寝る前にコーヒーを飲む
- カフェインの量を気にしている
- 妊娠中だけどコーヒーが飲みたい
という方は、カフェインレスのペットボトルコーヒーを選ぶと良いでしょう。
ちなみにカフェインレスといっても、カフェイン量はゼロではありません。カフェイン残留率が10%以下に抑えられているだけですので、飲み過ぎには注意しましょう。
ペットボトルコーヒーは箱買いが安い?
ペットボトルのコーヒーを頻繁に飲む方は「1本ずつ買った方が安い」のか「箱買いで買った方が安い」のか気になるところだと思います。
結論、コーヒーの消費量が多い場合は「箱(ケース)で買った方がお得」です。
バラで買うと150円~1,000円前後かかりますが、箱(ケース)で購入すると1本あたり100円前後にまでおさえることができるので、箱(ケース)買いがお得といえるでしょう。
メーカーや容量、購入場所によって1本あたりの価格は異なるため、購入する前に計算して確認すると良いでしょう。
美味しいと評判!おすすめのペットボトルコーヒー10選
2023年4月現在、美味しいと評判のペットボトルコーヒー10商品を紹介していきます。
「ブラック・無糖」「微糖・低糖」「カフェラテ・カフェオレ」の3つにわけて厳選していますので、自分の好みに合った箇所をチェックしてみてくださいね。
無糖・ブラックでおすすめのペットボトルコーヒー4選
無糖・ブラックでおすすめのペットボトルコーヒーを4つ紹介します。
Tully’s Coffee【スムースブラック】
タリーズコーヒーのクオリティをそのままペットボトルにしたのが「スムースブラック」
酸味と苦味のバランスが良く、後味がスッキリとした飲みやすいコーヒーです。
- コーヒー本来の香りが楽しめる無香料
- こだわり抜いたアラビカ豆使用
- 国内工場で焙煎
など、コーヒーの美味しさを維持するためにこだわり抜いて作られています。
販売されているお店が限られているので、近場のスーパーを探すよりもオンラインショップで購入する方が確実です。
「無糖でどのペットボトルコーヒーにするか迷っている」「持ち運びできるタイプが良い」という方におすすめです。
内容量 | 500ml |
種類 | コーヒー |
原材料 | コーヒー |
カロリー(100mlあたり) | 0kcal |
ネスカフェ【エクセラボトルコーヒー無糖】
5年連続売上No1のネスカフェの「エクセラボトルコーヒー」
- 持ちやすく注ぎやすい形状
- ネスレ独自の製法で香りが高い
独自製法によりコーヒーの豊かな香りが感じられるだけでなく、クセの少ないスッキリとした後味で飲みやすさも魅力。
暖かい時期や真夏にアイスコーヒーを飲むという方にはぴったりのペットボトルコーヒーです。
「家族で無糖のコーヒーをよく飲む」「無糖で飲みやすいコーヒーを探している」という方におすすめです。
内容量 | 900ml |
種類 | コーヒー |
原材料 | コーヒー |
カロリー(100mlあたり) | 0kcal |
COSTA(コスタ)【コスタ ブラック】
ヨーロッパ発祥のコスタは、ヨーロッパNO.1のカフェブランド。
- 1.3倍のコーヒー豆を使用
- アラビカ種とロブスタ種をブレンド
- 独自の焙煎方法や高圧抽出
コーヒー豆の使用にこだわり、バリスタがハンドドリップで淹れたようなクオリティをペットボトルコーヒーで楽しむことができます。
そのため、芳醇なコクと香り高いコーヒーを楽しむことができます。
265mlと他のペットボトルコーヒーよりも小さいですが、その分少しリッチなコーヒータイムを味わえます。小型なのでバッグやリュックでかさばらない点も◎
「価格が高くてもリッチで美味しいコーヒーを楽しみたい」という方におすすめです。
内容量 | 265ml |
種類 | コーヒー |
原材料 | コーヒー(コーヒー豆(ブラジル、コロンビア、その他)) |
カロリー(100mlあたり) | 0kcal |
UCC【おいしいカフェインレスボトルコーヒー無糖】
缶コーヒーや上島珈琲で有名なUCCが販売するカフェインレスのペットボトルコーヒー。「カフェインレスコーヒーのあるくらし」というテーマで開発されています。
コーヒー本来のコクや香りを維持するために、二酸化炭素を使用してカフェインのみを除去して、味にこだわって作られています。
- 香料、着色料、無添加
- 無菌充填製法
- レギュラーコーヒー100%使用
- 挽きたて、天然水100%使用
味以外にも健康を重視した工夫を加えているため、老若男女問わずカフェインの量を気にしている方からの評価はもちろん、妊婦さんや子育て中の方からも「たまひよの買ってよかったランキング」で1位に選ばれています。
「カフェインの量を気にしている」「妊娠中や子育て中にも飲めるコーヒーを探している」という方におすすめです。
内容量 | 930ml |
種類 | コーヒー飲料 |
原材料 | カフェインレスコーヒー(国内製造) |
カロリー(100mlあたり) | 0kcal |
微糖・低糖でおすすめのペットボトルコーヒー3選
微糖・低糖でおすすめのペットボトルコーヒーを3つ紹介します。
サントリー【ブレンディ ボトルコーヒー低糖】
TVCMでも有名なブレンディのペットボトルコーヒー低糖。
低糖は微糖よりも若干甘さが強いコーヒーです。
- レギュラーコーヒー100%使用
- 深煎り豆による豊かな香り
- 糖類60%減
- 焙煎、抽出、充填まで国内生産
上記の特徴により、ブレンディの低糖はビター感を残しつつも香りが高く、ほのかな甘さが楽しめます。
ストレートに飲むことはもちろん、お好みの分量のミルクを加えてカフェオレとしてもぴったりなど、飲み方のバリエーションも豊富です。
「程よい甘さが感じられるコーヒーが良い」「ストレート、ミルク入りの両方を楽しみたい」という方におすすめです。
内容量 | 950ml |
種類 | コーヒー |
原材料 | 砂糖、コーヒー/香料、甘味料(アセスルファムK) |
カロリー(100mlあたり) | 16kcal |
ネスカフェ【エクセラボトルコーヒー 甘さひかえめ】
王道で人気も高いネスカフェの「甘さひかえめエクセラボトルコーヒー 」
苦すぎず甘すぎずのバランスが取れた味わいで飲みやすさもポイントです。
- 100mlあたり7kcal
- 砂糖の量が6g
微糖の中ではカロリーが低く、砂糖の量も少なめです。
「ダイエット中だけどコーヒーに甘さがほしい」という方におすすめです。
内容量 | 900ml |
種類 | コーヒー |
原材料 | コーヒー、砂糖/甘味料(アセスルファムK) |
カロリー(100mlあたり) | 7kcal |
サントリー【クラフトボス微糖】
25年以上のコーヒーの技術を駆使して作られたクラフトボスシリーズ。
中でも微糖は雑味が少なく、コク深い味わいと牛乳のまろやかな後味が特徴です。
他にもクラフトボスならではの強みも豊富。
- 豆の選別、焙煎、抽出方法すべてにこだわりをもった製法
- 5種類のコーヒー豆をブレンド(内1種は商品のために開発)
眠気覚ましや覚醒のためではなく、喉の渇き、リフレッシュのために作られているのも、他ペットボトルコーヒーと差別化できるポイントといえるでしょう。
そのため「少し甘いコーヒーでリラックスしたい」「一息目的でコーヒーを飲む」という方におすすめです。
内容量 | 500ml |
種類 | コーヒー飲料 |
原材料 | コーヒー、牛乳、砂糖、乳製品、デキストリン/カゼインNa、乳化剤、香料、甘味料(アセスルファムK) |
カロリー(100mlあたり) | 19kcal |
カフェラテ・カフェオレでおすすめのペットボトルコーヒー3選
カフェラテ・カフェオレでおすすめのペットボトルコーヒーを3つ紹介します。
ジョージア【ジャパンクラフトマン カフェラテ】
缶コーヒー、ペットボトルコーヒーで有名なジョージアのジャパンクラフトマンシリーズ。
カフェラテは酸味と雑味を抑え、まろやかながらも爽やかな味わいが特徴です。
- コーヒーは水出しを使用
- 国産牛乳を使用
上記2点をベースにこだわりをもって作られており「飲みやすい」「ごくごくと飲める爽快感」と、カフェラテなのにスッキリとしたのどごしが人気を集めています。
そのため、仕事の切り替え、リラックスタイムなど、どのシチュエーションにもぴったりです。
「甘すぎない飲みやすいカフェラテを探している」という方におすすめです。
内容量 | 440ml |
種類 | コーヒー飲料 |
原材料 | 牛乳、砂糖、コーヒー、食塩、香料、乳化剤、カゼインNa、安定剤(カラギナン) |
カロリー(100mlあたり) | 29kcal |
アサヒ飲料【ドトールカフェ・オ・レ】
カフェで有名なドトールが監修したカフェオレタイプのペットボトルコーヒー。
コーヒー豆の香りがしっかりと感じられるカフェオレに仕上がっています。
独自の直火焙煎により、コーヒー豆の特徴を引き出し作られているため、程よい苦味と深いコクがありながらも甘さを味わえます。
- 創業当初からのこだわりの直火焙煎
- ドトールオリジナルブレンド
ドトールの製法で作られているため、ドトールを頻繁に利用する方には親しみのある味が堪能できます。
「ネームバリューのあるペットボトルコーヒーを楽しみたい」「ドトールを日常的に利用している」という方におすすめです。
内容量 | 480ml |
種類 | コーヒー飲料 |
原材料 | 牛乳(国内製造)、砂糖、コーヒー、脱脂粉乳、全粉乳、デキストリン/乳化剤、香料、セルロース |
カロリー(100mlあたり) | 37kcal |
BOSS【とろけるカフェオレ】
2009年の発売以来、大人の上質カフェオレとして大人の男女から評判を集めているボスの「とろけるカフェオレ」
深煎りコーヒーのコクと上質な生クリームの甘さを楽しめることが特徴です。
- 「コク」「なめらか」の2種類の生クリームを使用
- 生クリームを10%増量
上記の工夫で商品名通りのとろける味わいを実現しています。ミルク感と強い甘さが好みの方は満足すること間違いなしです。
「甘みが強いペットボトルコーヒーを飲みたい」「リラックスするときに甘いものは必須」という方におすすめです。
内容量 | 500ml |
種類 | コーヒー飲料 |
原材料 | 砂糖(国内製造、ニュージーランド製造)、牛乳、乳製品、コーヒー、デキストリン/香料、乳化剤、カゼインNa、安定剤(カラギナン) |
カロリー(100mlあたり) | 48kcal |
ペットボトルコーヒー 体に悪い?
ペットボトルコーヒーは「体に悪い」「危険な飲み物」というワードから買うことを躊躇している方も多いと思います。
体に悪いといわれる理由は「香料」「保存料」などの添加物が含まれているものがあるためです。
さらに微糖・低糖、カフェラテ系は砂糖も多く含まれているため、何本も飲む方やお菓子と一緒に飲む方は砂糖の摂りすぎにもなります。
また、添加物や砂糖のない無糖・ブラックでも、何本も飲んでいると「カフェインの過剰摂取」にもつながります。
ペットボトルコーヒーは容量問わず不思議と飲めてしまうため、飲み過ぎにより引き起こされる体への悪影響から、体に悪いというワードが広まっていることが考えられます。
1日1本を守り、飲み過ぎに注意すれば体に悪いことはありませんので、飲む量については意識していきましょう。
ペットボトルコーヒーでリフレッシュタイムを楽しもう
今回は、美味しいと評判のペットボトルコーヒー10個と選び方について紹介しました。
ペットボトルコーヒーは1本で買うと手軽で無駄が少ないですが、毎日飲むのであれば箱買いした方が1本あたりの価格がかなり抑えられます。
最近はペットボトルコーヒーの種類も豊富ですが、選ぶ時は種類(無糖、微糖、カフェラテ系など)、日常生活に合った容量を重視して選ぶと自分の生活や好みに合ったコーヒーを見つけることができます。
自分に合ったペットボトルコーヒーを見つけて、一息つく時間を少しリッチにしてみてはいかがでしょうか。