自宅で美味しいコーヒーを淹れるのに役立つ電動コーヒーミル。
最近では価格も幅広く、さまざまな機能をもつ電動コーヒーミルが販売されているため、すでに使用されている方も多いと思います。
しかし、以下のように考えている方もいるのではないでしょうか?
- 電動コーヒーミルを使っているけど、もっと性能が良いミルを知りたい
- 自宅でも美味しいコーヒーを淹れることにこだわりたい
- 高価でも良いから、コーヒー豆を均一に挽けるミルが知りたい
そんな方のために今回この記事では、プロがおすすめする電動コーヒーミルを5商品紹介していきます。
プロがおすすめしている電動コーヒーミルの共通点や掃除方法についても解説しています。
この記事を読むことで、プロがおすすめするほど性能が良い電動コーヒーミルを知ることができるので、電動ミル買い替えの失敗を防ぐことにもつながります。
プロがおすすめする電動コーヒーミルの共通点
電動コーヒーミルはさまざまな機能をもつタイプが販売されていますが、プロがおすすめする電動コーヒーミルには以下3つの共通点があります。
- 挽き目の調整範囲が広い
- 高性能なモーターで粒度の均一性が高い
- 耐久性が高くおしゃれなデザイン
それぞれ詳しく解説していきます。
挽き目の調整範囲が広い
プロがおすすめする電動コーヒーミルのほとんどは、挽き目の調整範囲が広いという点が共通しています。
20段階以上あるものから、粗挽き~極細挽きに無段階で設定できるものまでと細かな調整が可能です。
そのため、ドリップコーヒーを始め、エスプレッソやフレンチプレスまで、さまざまな抽出方法に対応できます。
他の抽出方法も試したい方、自分好みの抽出方法でコーヒーを楽しみたい方にはぴったりといえるでしょう。
高性能なモーターで粒度の均一性が高い
プロがおすすめする電動コーヒーミルは、効率的で性能の良いモーターを備えています。この高性能なモーターにより、コーヒー豆を迅速かつ均一性のあるコーヒー粉を挽くことができます。
コーヒー豆は摩擦熱で品質が下がるデリケートな食材です。迅速かつ均一に豆を挽くことで、コーヒー豆の品質を保ち風味を最大限に引き出します。
迅速にコーヒー豆が挽ける電動ミルは音が大きいタイプが多いですが、プロがおすすめする電動コーヒーミルは静音機能がついたタイプも販売されています。
コーヒー豆を挽く際の音が気になる方でも、気にせずにコーヒーを挽くことができる点もポイントです。
耐久性が高くおしゃれなデザイン
プロがおすすめする電動コーヒーミルは、おしゃれなデザインと耐久性が兼ね備わっています。
高品質硬化ステンレスなど高品質な素材を使用し、頻繁な使用にも耐える構造で作られています。そのため、価格が少し高くても長く愛用できるでしょう。
また、コーヒーミル本体もシックな黒や高級感のあるなど、デザイン性が高くおしゃれに作られているので、キッチンや部屋に馴染みやすい点もポイントです。
プロおすすめの電動コーヒーミル5選
バリスタやコーヒー関連の事業を行っているなど、プロがおすすめしている電動コーヒーミルを5商品紹介していきます。
各商品の特徴だけでなく、実際に紹介している方の紹介と動画リンクも記載していますので、気になる商品はぜひチェックしてみてくださいね。
Solis(ソリス)【SK1661】
1908年にスイスで創業され、調理家電やコーヒーマシンを開発・販売するソリスの電動コーヒーミル「SK1661」
特徴は「極細挽きから粗挽きまで21段階の粒度設定」ができる点と「硬化ステンレスで豆を均一に挽ける」ことです。
そのため、ドリップコーヒーだけでなく、サイフォンやネルドリップ、エスプレッソのコーヒー豆を挽くことができます。
また、摩擦熱が発生しないようにミル刃が低速度回転するので、摩擦熱によりコーヒー豆本来のアロマを損なう心配もありません。
均一な粒度については、コーヒー豆やコーヒー器具の販売と、エスプレッソ系ドリンクを提供するカフェ運営を行う「Red Stone Coffeeさん」のYouTubeチャンネルでも紹介されています。
他社の電動コーヒーミルと比較し「価格が安いのにも性能が良い」と評価しており、15gのコーヒー豆を42秒で挽けて、粒度もきめ細かく均一と動画で伝えています。
忖度なしで紹介されているので、気になる方は以下のYouTubeをご覧ください。
>>「Red Stone Coffeeさん」の動画はこちら
価格(amazon参考) | 7,891円(税込)
※価格は時期により異なる場合があります |
サイズ(幅×奥行×高さ) | 13.5cm×17cm×28.5cm |
容量 | 300g |
ミル刃の種類 | コニカル式(コーン式) |
ミル刃の素材 | 硬化ステンレス |
挽き目調整 | 21段階 |
フジローヤル【小型高性能ミル みるっこDX R-220】
コーヒーミルやコーヒー焙煎機などを製造・販売するフジローヤル(富士珈機)の電動コーヒーミル「みるっこDX R-220」
特徴は「小型でスペースを取らない」点と「業務用にも使用できる性能」があることです。
挽いたコーヒー豆の均一性も高く、静音機能もあるので、家庭でも美味しいコーヒーを楽しむことができます。
実際にコーヒーインストラクター1級を取得し、スペシャルティコーヒー豆専門店を運営する「トモヤ氏(トモヤの珈琲塾)」のYouTubeチャンネルでも紹介されています。
30gのコーヒー豆が10秒で挽ける、10段階の挽き目についてなど機能を含め、みるっこDX R-220の愛を紹介してくれる動画になっています。
とてもわかりやすく解説されている動画なので、気になる方はぜひご覧ください。
>>「Red Stone Coffeeさん」の動画はこちら
価格(amazon参考) | 51,000円(税込) ※価格は時期により異なる場合があります |
サイズ(幅×奥行×高さ) | 13.0cm×24.0cm×36.2cm |
容量 | 200g |
ミル刃の種類 | 臼式(フラットタイプ) |
ミル刃の素材 | メタル製 |
挽き目調整 | 10段階 ※極細挽きは不可 |
Kalita(カリタ)【ネクストG】
コーヒー機器総合メーカーで有名なカリタの電動コーヒーミル「ネクストG」
特徴は「静電気除去装置で粉の飛散を防止する」点と「豆の粒度が均一化される」ことです。
モーターの回転数も従来のミルよりも50%低減しているため、摩擦熱によりコーヒー豆が劣化することは少ないといえるでしょう。
カラーもグリーン、ネイビーの他、九州限定のホワイト、北海道限定のグレーとさまざまなデザインが用意されています。
数少ないですが限定色もネットで購入できるので、部屋やインテリアに合う色で揃えたい場合は探してみることをおすすめします。
「ネクストG」は、ひつじ珈琲で焙煎士として活躍するOmori氏がYouTube「ひつじ珈琲」で紹介しています。
実際にコーヒー豆を挽いて、粉の均一性や静音について解説しています。
他社と比較した中で、お手入れなども考慮して家庭用で使用するなら”ネクストG”というほど、機能が高いことが伺えます。
>>「ひつじ珈琲さん」の動画はこちら
価格(amazon参考) | 56,800円(税込)
※価格は時期により異なる場合があります |
サイズ(幅×奥行×高さ) | 12.3cm×21.5cm×40.1cm |
容量 | 60g |
ミル刃の種類 | 臼式(フラットタイプ) |
ミル刃の素材 | セラミック |
挽き目調整 | 15段階 |
Varia【VS3】
Variaは、ニュージーランド出身で15年以上コーヒー業界に携わったRamsey氏が、香港で創業したコーヒー器具メーカーです。
「VS3」はコンパクトなサイズ感で、デザインも黒とホワイトとシンプルながらも高級感あるデザインが人気となった電動コーヒーミルです。
特徴は「挽き目の調整が10段階ある中で無段階調整が可能」ということです。
そのため、エスプレッソやモカポット、水出しコーヒー用の粉を挽けるだけでなく、細かく調整して自分好みの味を追求することもできます。
「Varia VS3」は、経営者兼現役バリスタとして働く”LIGHT UP COFFEE”の川野優馬氏がYouTube「川野優馬のコーヒーチャンネル」で紹介しています。
開封するところから始まり、付属品の紹介や実際にコーヒー豆を挽いて、コーヒーを淹れたりとひと通りの流れで解説してくれます。
動画の中では、それぞれのコーヒー豆の味わいがしっかり出やすいとのことでしたので、コーヒーにこだわりがある方にはぴったりの電動ミルといえるでしょう。
>>「川野優馬さんのコーヒーチャンネル」動画はこちら
価格(amazon参考) | 52,800円(税込)
※価格は時期により異なる場合があります |
サイズ(幅×奥行×高さ) | 9.0cm×14.7cm×31.0cm |
容量 | 30g |
ミル刃の種類 | コニカル式 |
ミル刃の素材 | 高硬度ステンレススチール |
挽き目調整 | 10段階(無段階調整可) |
wilfa(ウィルファ)【スヴァート アロマ CGWS-130B】
北欧ノルウェーの家電ブランドwilfaが販売する電動コーヒーミル「スヴァート アロマ CGWS-130B」
特徴は「粒度の均一性」と「低速回転のモーターがついていること」です。
1杯分のコーヒー豆を挽く時間は約7秒ほどと、かなりスピーディーなため、忙しい朝や仕事の合間でも時間を気にすることなくコーヒー豆を挽くことができます。
「スヴァート アロマ CGWS-130B」は、シドニーでバリスタとして活躍するオカザキ氏がYouTube「バリスタオカザキのコーヒー留学チャンネル」で紹介しています。
動画の中では挽いたあとのコーヒーの香りが高いことと、値段とのバランスを考えると「スヴァート アロマ CGWS-130B」がおすすめと解説しています。開封するところからコーヒーを淹れて味わうところまで観れるので、気になる方はチェックしてみてくださいね。
>>「バリスタオカザキさんのコーヒー留学チャンネル」動画はこちら
価格(amazon参考) | 29,700円(税込)
※価格は時期により異なる場合があります |
サイズ(幅×奥行×高さ) | 17.2cm×12.6cm×28.5cm |
容量 | 30g |
ミル刃の種類 | コニカル式 |
ミル刃の素材 | ステンレス |
挽き目調整 | 17段階 |
電動コーヒーミルの掃除方法
電動コーヒーミルを長く使用するには、定期的なお手入れは欠かせません。
古いコーヒー豆が残っていると、雑味の原因になるので掃除は丁寧に行いましょう。
ここでは、電動コーヒーミルのお手入れ方法を解説します。
準備するもの
- 電動コーヒーミル
- 新聞紙
- ミルブラシ
- 乾いた布
- 爪楊枝or歯ブラシ
- ドライバー ※
※「ドライバー」はミル刃を取り出す際に必要な場合もありますが、電動ミルによって構造が異なるので必ず準備しなくても大丈夫です。
爪楊枝や歯ブラシは、ミルブラシで刃落としにくいミル刃につまった細かい粉を落とす際に使用します。
あるとより綺麗に落とせるので、可能なら準備しておくと良いでしょう。
掃除の手順
電動コーヒーミルの掃除手順を解説していきます。すでに掃除方法を知っている方も参考にしていただけると幸いです。
STEP1:新聞紙を敷いて電動コーヒーミルを置く
電動コーヒーミルは、内部にコーヒー豆のカスや微粉が溜まっているため、掃除をよりラクにするためにも新聞紙を敷いて作業すると良いでしょう。
STEP2:外側のコーヒーカスを落としていく
挽いたコーヒー粉が出てくる吹き出し口や、本体の外側などから綺麗に掃除していきましょう。
STEP3:分解してミル刃など内部の掃除をする
少しずつ分解していきミル刃など、内部に残ったコーヒー粉をミルブラシで落としていきましょう。
ミル刃は構造によって粉がつまりやすいので、細かくて落としにくい箇所は爪楊枝や歯ブラシを使うと手間なく落とせます。
特に臼式はつまりやすいです。
ミルによってミル刃の部分は、ドライバーでネジをはずさないと開かない構造になっているタイプもあります。
事前に説明書などを読んで、必要なタイプかを知っておくと良いでしょう。
STEP4:乾いた布で油分を落とす
コーヒーカスや微粉を落としきったら、乾いた布でコーヒーの油分を丁寧に拭き上げましょう。
STEP5:ホッパーや粉受けを掃除する
本体の掃除が終わったら、ホッパーや粉受けをミルブラシや布で掃除しましょう。水洗いできるタイプなら、水で掃除した方が便利です。
STEP6:組み立てる
掃除がひと通り終わったら組み立てて掃除完了です。
水洗いしたパーツがある場合は、完全に乾いてから組み立てましょう。
電動コーヒーミルを掃除する際の注意点
電動コーヒーミルを掃除する際、つほど注意点があるので解説していきます。
コンセントは必ず抜く
電動コーヒーミルを掃除する際は、コンセントを必ず抜きましょう。
コンセントをいれたままにすると感電したり、スイッチなどに触れてミルの部分が突然動き出した場合の怪我を防ぐことにつながります。
当たり前のことですが、慣れてくるとつい横着してしまうので、コンセントは必ず抜くようにしましょう。
水洗いの有無を確認する
電動コーヒーミルでも、水洗いができるパーツがあるので、掃除する前に事前に説明書などを読んで把握しておきましょう。
水洗い不可のパーツを洗ってしまうと、錆の原因になり劣化につながります。最悪の場合、パーツの交換が必要になることもあるので、水洗いできる箇所は理解しておきましょう。
組み立ての手順を覚えておく
電動コーヒーミルを掃除する際は、分解しながらも組み立ての手順をしっかりと覚えておきましょう。
電動コーヒーミルは、手動のコーヒーミルより内部が複雑になっていることが多いです。
組み立ての手順を覚えていないと、掃除は終わったのに組み立てができない、気づいたら部品が余っていたなんてことになりかねません。
特に電動コーヒーミルを買い替えた際は、組み立てに苦戦するケースが多いので、分解の工程でしっかりと覚えるか、事前に説明書やYouTubeの動画などを見て理解を深めておくと良いでしょう。
プロおすすめの電動コーヒーミルで極上のコーヒータイムを
今回は、プロおすすめの電動コーヒーミルを5商品と掃除方法などを紹介しました。
プロがおすすめする電動コーヒーミルは、以下3点が共通しています。
- 挽き目の調整範囲が広い
- 高性能なモーターで粒度の均一性が高い
- 耐久性が高くおしゃれなデザイン
リーズナブルな電動コーヒーミルでも美味しいコーヒーが淹れられますが、プロおすすめの電動コーヒーミルを使用することで、各コーヒー豆の味わいや香りを引き出す美味しいコーヒーを淹れることができます。
プロおすすめの電動コーヒーミルを購入して、コーヒーの味にこだわったり、いまよりも更に美味しいコーヒーを淹れたりして、極上のコーヒータイムを楽しんでみてはいかがでしょうか。