カフェでも定番商品となっている水出しコーヒー。一息入れたい時はもちろん、夏場の暑い時期にピッタリですよね。
しかし、「水出しコーヒーって普通のコーヒーと何が違うの?」「1杯のカフェイン量はどのくらい?」など、気になる点も多いのではないでしょうか?
健康のためにカフェインレスが人気となっている昨今、カフェイン量は特に気になりますよね。
ここでは水出しコーヒーとは?を始め、カフェイン量は多いのか?少ないのか?について解説していきます。自宅でできる美味しい水出しコーヒーの淹れ方もご紹介していますので、参考にしてみてくださいね。
水出しコーヒーとは?
定番のお湯を注いで作ったコーヒーを冷やしたものとは違い、名前の通り「水だけで時間をかけて抽出するコーヒーのこと」です。海外では、コールドブリューやダッチコーヒーとも呼ばれています。
苦味や酸味など癖が多いコーヒーを飲みやすくするために考えられた抽出方法で、苦味が出にくくコーヒー本来の甘みと、まろやかな口当たりが特徴です。コーヒーがあまり得意でない方でも飲みやすい点が人気の1つです。
水出しコーヒーのカフェイン量は多い?少ない?
水出しコーヒーのカフェイン量をネットで調べると、「少なくなる」という意見もあれば、「多くなる」という意見や「一概には言えない」など様々な見解があり混乱しますよね。
結論から言うと、水出しコーヒーのカフェイン量は【少なくなる】です。これは、水の温度が低いとカフェインが溶け出しにくいという性質が関係しています。
下記にコーヒー1杯分(約150ml)のカフェイン量をまとめてみました。
■ドリップコーヒー 約90mg~
■インスタントコーヒー 約85mg~
■水出しコーヒー 約65mg~
水の温度が高いほどカフェインが多く抽出されるため、ホットで入れるドリップコーヒーやインスタントコーヒーはカップ1杯でもカフェイン量が多いことがわかります。
また、焙煎方法でもカフェイン量は変わります。浅煎りはカフェイン量が多く、深煎りはカフェイン量は少ないです。ホットコーヒーは深煎りだと苦みが強くなるため、浅煎りが多く使われカフェイン量も多くなります。
対して水出しコーヒーは夏場に多く飲まれるため、爽やかさを出すために、苦味が効く深煎りのコーヒー豆が使用されます。これも水出しコーヒーのカフェイン量が少なくなる理由です。
しかし、水出しコーヒーにもカフェインが多少は含まれています。飲みすぎるとカフェインの過剰摂取となるので1日に1杯~3杯程度に留めましょう。特に妊娠中・授乳中の方は注意が必要です。
カフェイン量が気になる方は、カフェインレスのアイスコーヒーを飲むことをおすすめします。
美味しい水出しコーヒーの淹れ方
自宅でできる美味しい水出しコーヒーの作り方(ポット1杯分)をご紹介します。
材料(ポット1杯分)
■ポット
■空のティーパック
■コーヒー粉 30g(深煎りがおすすめ)
■水 600mg
作り方
- ティーパックにコーヒー粉を入れます
- ティーパックをポットに入れて水600mgを注ぎます
- 約2~8時間冷蔵庫内でコーヒーをじっくり抽出します
- ティーパックを取り出して完成
お好みの濃さにより冷蔵庫に置く時間は異なります。また、フィルター付きの水出しコーヒー用のポットをお持ちの場合は、フィルター内に直接粉を入れて水を注ぎ、冷蔵庫に入れるだけと手間が減るのでおすすめです。
水出しコーヒーのカフェインについて知っておきましょう
水出しコーヒーとは?を始め、1杯あたりのカフェイン量についても詳しく解説していきました。カフェインは水の温度が低いと溶け出しにくい性質があり、浅煎りや深煎りなどの焙煎方法でも抽出量が異なります。
水出しコーヒーは水の温度が低く、深煎りの豆が使われることが多いため、ホットで入れるドリップコーヒーやインスタントに比べるとカフェインの量は少なくなります。
しかし、カフェイン量が少ないだけでゼロではありませんので、飲みすぎに気を付け1日に1杯~3杯程度に留めましょう。妊娠中や授乳中の方は特に摂取量に注意が必要なため、不安な場合は控えることをおすすめします。
今はカフェインレスのアイスコーヒー用の粉も販売されているので、自分に合ったコーヒー豆や粉で水出しコーヒーを試してみてくださいね。