今や海外メーカーのコーヒーミルも通販で手軽に購入できる時代。
- 海外製のミルが気になっていて、どんなメーカーがあるのか知りたい
- 海外の所有欲満たされるデザインのコーヒーミルがほしい
- 海外製でおすすめのコーヒーミルが知りたい
こうした疑問をおもちの方は多いのではないでしょうか?
海外製も日本製も機能面では大きな違いはありません。
しかし、デザイン性は、海外製ならではのおしゃれな雰囲気が印象に残りますし、使うなら自分が気に入ったコーヒーミルで気分を上げたいですよね。
今回はそんな方のために、コーヒーミルを製造・販売する海外メーカーを始め、海外製でおすすめのコーヒーミルを6つ紹介していきます。
海外製ならではの特徴も解説していますので、日本製との違いも比較してみてくださいね。
この記事を読むことで、海外でコーヒーミルを製造するメーカー、今おすすめのミルを知ることができます。参考にしていただき、自分にピッタリのコーヒーミルを見つける手助けになれば幸いです。
コーヒーミルを製造・販売する海外メーカー
海外でコーヒーミルを製造・販売するメーカーを4社紹介します。
日本でもすでにお馴染みのメーカーや、最近知名度を上げてきた話題のメーカーも記載しています。
De’Longhi(デロンギ)
De’Longhiは、1902年創業のイタリアの家電メーカーです。本社はイタリアの北部トレビーゾ。
薪ストーブや薪ストーブに使われる部品を、受託生産する会社としてスタートしましたが、1980年代に現在のコーヒー器具やキッチン家電を開発するメーカーとなりました。
コーヒーミルは電動式が主体で、イタリアブランドらしいお洒落なデザイン性と、シンプルな操作性が特徴です。そのため、コーヒーミル初心者からベテランまで幅広い層に愛用されています。
BODUM(ボダム)
1944年に創業した北欧デンマークのキッチンウェアブランドがBODUMです。
コーヒー製品の先駆企業ともいわれるメーカーのため、様々なコーヒー製品を製造・開発していますが、中でもコーヒーメーカーのフレンチプレスは有名です。
そんなBODUMが製造・販売するコーヒーミルの特徴は「おしゃれな北欧デザイン」「コーヒー豆を均等に挽く」の2つです。
BODUMは、家庭用のコーヒーミルでは珍しいコニカルグラインダーと呼ばれるミル刃の種類を採用しています。
主に業務用に使われる種類のミル刃ですが、家庭用のコーヒーミルに使用することでコーヒーの味を自分好みに追求すること、誰でも均一にコーヒーが挽けることが可能となっています。
そのため、北欧デザインが好きという方だけでなく、コーヒーの味にこだわりがあるという方に愛されているメーカーです。
PEUGEOT(プジョー)
1810年にフランスで創業されたPEUGEOT、創業から200年以上と歴史ある企業です。
当初は、水車動力の製粉工場として誕生しました。
後に水車動力などを利用して金属加工の工場をつくり、のこぎりの歯・大工道具のカンナ・かみそりの刃など、生活に必要な道具を手掛けて、1840年にコーヒーミルを製造・開発しました。
PEUGEOTのコーヒーミルは、商標登録もされているライオンのエンブレムが有名です。
特徴は「ミル刃の切れ味が鋭い」こと。元々金属加工で名を馳せただけあり、ミル刃も独自の二重螺旋臼という構造でコーヒー豆を粉砕します。
摩擦熱も発生しないため、コーヒー豆の品質を守ることができ、壊れにくい特長もあるため長く愛用できます。
また、アンティーク調のデザインのコーヒーミルとしても有名で、アンティーク好きから愛されている点もポイントです。
Cafflano(カフラーノ)
2013年に韓国で創業されたコーヒーブランドメーカーです。
韓国のコーヒー好きの5人が集まり、「ドリップ式」「エスプレッソ」「フレンチプレス」すべての抽出方法に対応したコーヒー器具を開発するというコンセプトをもとに創業された会社です。
創業から約10年ですが、世界で最も権威あるコーヒー協会 SCA(Specialty Coffee Association)から16の賞を受賞している実績のあるメーカーです。
最大の特徴は「コンセプト通り、すべての抽出方法に対応している点」です。
そのため、ドリップコーヒーだけでなくエスプレッソやモカも楽しみたいという方からの評判を集めています。
また、コンパクト&軽量設計のため、アウトドアなど外でもコーヒーを楽しみたい方に愛されているメーカーです。
海外製でおすすめのコーヒーミル6選
海外製でおすすめのコーヒーミルを6つ紹介します。
メーカーごとに1~2つ特徴とともに紹介していますので、自分に合ったものを見つけてみてくださいね。
De’Longhi(デロンギ)
De’Longhi製品で、おすすめのコーヒーミルを2つ紹介します。
De’Longhiのコーヒーミルは、電動式がメインで操作性がシンプルな点が特徴です。
カッター式コーヒーグラインダー KG40J
De’Longhiならではのマットブラックの色味は、「どのインテリアにも合わせやすい」と男女問わず評判を集めているコーヒーミルです。
電動式ですが、価格もリーズナブルで手も届きやすいです。
KG40Jの特徴 |
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フタを押し込んでいる時間で粒度を調整できるので、コーヒーミルや電動式が初心者でも使いやすい仕様になっています。「コスパの良い海外製のコーヒーミルがほしい」という方におすすめです。
サイズ | 幅11.0cm×奥行12.5cm×高さ25.0cm |
コーヒー粉容量 | 80g(約8人分) ※1人分10g換算 |
種類 | カッター式(プロペラ式) |
挽き目調整機能 | あり |
水洗い | ◯(着脱式ホッパーのみ) |
コーン式コーヒーグラインダー KG366J
De’Longhiのコーヒーミルと言えば、必ずといっても良いほどネットで紹介されているKG366Jです。
コーン式はカフェなど業務用に使用されることが多く、家庭でもコーヒー豆の香りや質を落とさずに挽けるタイプです。
KG366Jの特徴 |
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細かな挽き目調整が可能なため、ドリップ・ネルドリップ・エスプレッソ用など、好みの挽き目を選択できます。
「コーヒーの味にこだわりたい」「De’Longhiで性能が良いコーヒーミルがほしい」という方におすすめです。
サイズ | 幅13.5cm×奥行19.5cm×高さ29.0cm |
コーヒー粉容量 | 110g(約11人分) ※1人分10g換算 |
種類 | コーン式(コニカル式) |
挽き目調整機能 | あり(16段階) |
水洗い | × |
ボダム
ボダムでおすすめのコーヒーミルを1つ紹介します。
ボダムのコーヒーミルは、北欧生まれならではの「おしゃれなデザイン」、業務用にも引けを取らない「高い機能性」が特徴です。
BISTRO 電動式コーヒーグラインダー 10903-01JP-3
見た目がおしゃれなボダムならではの北欧デザインのコーヒーミル。カラーバリエーションも黒・白・赤と豊富です。
コニカル式のコーヒーグラインダーのため、コーヒーの粒度を均一に挽くことができ、コーヒーの香りや風味も損ないません。
BISTROの特徴 |
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設定すると自動で挽いてくれるだけでなく、自動で動作を停止するため朝の忙しい時間にもピッタリです。
「北欧デザインのコーヒーミルがほしい」「おしゃれなだけでなく、高い機能性も重視したい」という方におすすめです。
サイズ | 幅16.3cm×奥行18.0cm×高さ27.5cm |
コーヒー粉容量 | 100g(約10人分) ※1人分10g換算 |
種類 | コニカル式 |
挽き目調整機能 | あり(12段階) |
水洗い | 〇(ホッパー・コンテナ部分のみ) |
プジョー
プジョーブランドで、おすすめのコーヒーミルを1つ紹介します。
プジョーは元々、斧やノコギリなどの金属加工メーカーだったこともあり、その技術を活かしてミル刃の切れ味が良い手動式のコーヒーミルを主に製造・販売しています。
また、アンティーク調デザインのコーヒーミルを製造・販売している点もファンが多い理由の1つです。
手挽きコーヒーミル アンティーク調 31152
プジョーならではのデザインであるアンティーク調の手挽きコーヒーミル。
アンティークとコーヒー好きの方から、人気を集めているコーヒーミルです。
他にも白デザインの「コテージアイボリー」、黒とシルバーの今風デザインの「ノスタルジー」「ブラジル」デザインも販売されています。
アンティーク調 31152の特徴 |
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独自構造で切れ味の良いミル刃のため、手挽きコーヒーミルでは珍しい摩擦熱が発生しにくく、コーヒー豆の品質を維持することができます。また、丈夫で壊れにくく長く愛用できる点もプジョー製品のポイントです。
「アンティークデザインとコーヒー好きの方」「長く愛用できるコーヒーミルがほしい」という方におすすめです。
サイズ | 幅13.0cm×奥行13.0cm×高さ22.2cm |
コーヒー粉容量 | 25g(約3人分) ※1人分10g換算 |
種類 | 臼式(独自の二重螺旋構造) |
挽き目調整機能 | あり |
水洗い | × |
カフラーノ
カフラーノブランドで、おすすめのコーヒーミルを2つ紹介します。
カフラーノのコーヒーミルは、ユニークなデザイン性、使いやすさ、持ち運びできる軽量・コンパクトの3つを兼ね揃えている点が特徴です。
ポータブル コーヒーメーカー クラシック CK-BK
サイクリングやキャンプなど、アウトドアでもコーヒーを楽しみたいという方から評判を集めているポータブル クラシック CK-BK。
ネットではオールインワンコーヒーミルとしても注目されていて、その名の通り「コーヒーミル」「ドリップケトル」「タンブラー」が一体となっています。
ポータブル コーヒーメーカーCK-BKの特徴 |
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500mlのペットボトルに近いサイズなので、アウトドアやオフィスに持ち運びしやすい点もポイントです。
「アウトドアやオフィスでコーヒーを楽しみたい」「コーヒーミルや他の器具を一つにまとめられれば…」という方におすすめです。
サイズ | 直径9.0cm×高さ19.5cm |
コーヒー容量 | 1人分 |
種類 | 臼式 |
挽き目調整機能 | あり |
水洗い | – |
ポータブルコーヒーミル エスプレッソ用 G300-RD
クラウドファンディングで初日に目標金額を達成した、コーヒー好きの方から注目を集めたコーヒーミル。
手動式では珍しいコニカル式で極細挽きが可能です。そのため、コーヒーだけでなく本格的なエスプレッソも楽しむことができます。
G300-RDの特徴 |
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重さはりんご1個分と持ち運びしやすい軽量タイプ。
「本格的なエスプレッソが楽しめるコーヒーミルがほしい」「持ち運びしやすい手挽きのコーヒーミルがほしい」という方におすすめです。
サイズ | 直径5.5cm×高さ13.0cm |
コーヒー粉容量 | 30g(約3人分) ※1人10g換算 |
種類 | コニカル式 |
挽き目調整機能 | あり |
水洗い | × |
海外製のコーヒーミルの特徴
海外製のコーヒーミルの特徴について2つ解説していきます。
日本製との違いを知りたい方の参考になれば幸いです。
デザイン性が高い
日本製のコーヒーミルもおしゃれなものが多く販売されていますが、海外製は日本製にはないシック、スタイリッシュなど、シンプルながらもカッコ良いデザインのミルが多いです。
魅力的なのは、デザイン性が高いのに比較的価格が安価という点です。
日本製だと「デザイン性が高い=高級・高価」なものが多いですが、海外製は安価ながらもデザインのクオリティは保たれています。
また、会社が創業した地域に合わせてデザインされているコーヒーミルが多く、質感や雰囲気も独特であるのにも関わらず、どのインテリアにも合わせやすいことからもデザイン性の高さが窺えます。
1つの個性に特化している
これは海外の特徴でもありますが、海外製のコーヒーミルは「1つの機能や個性に特化している」点が特徴です。
日本製のコーヒーミルは、消費者の声をもとに「1つのミルにたくさんの機能(挽きやすさ・お手入れのしやすさなど)を詰め込むor改良する」という特徴があります。
一見、利便性が高いように思えますが、同じ日本製の競合他社との差別化が難しく決め手に欠けます。
しかし、海外製の場合は…
- De’Longhiであればシンプルな操作性
- BODUMであればコーヒー豆を均等にする
といった特徴や個性があります。
そのため、自分がコーヒーを淹れる時に何を重視するかを基準に選びやすく、購入まで調べたり悩んだりする手間を減らすことができます。
海外製のコーヒーミルでひと味違うコーヒーを楽しもう
今回は海外製のコーヒーミルを探している方に向けて、海外製のメーカーとおすすめのミルを6つ紹介しました。
海外製のコーヒーミルは「日本製にはない斬新なデザイン性」「メーカー独自の個性・機能がある」ことが特徴です。
日本製は様々な機能がついていて便利な反面、どれを選んだら良いか購入の決断に困る部分があります。
しかし、海外製はメーカーごとの強みがあるので、自分がコーヒーミルのどこを重視するかと照らし合わせることで選びやすいメリットがあります。
自分に合った海外製のコーヒーミルを見つけて、新たなコーヒーライフを始めてみてはいかがでしょうか?